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映画研究者の中村紀彦さんは、2017年11月3日から一ヶ月ほどタイ・バンコク郊外のサラヤにあるフィルムアーカイブに通い、タイ映画およびアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の調査研究をされました。その際、あらゆる申請許可や調査の補助をおこなってくれたのが、副館長のサンチャイ・チョーティロットセラニー(Sanchai Chotirosseranee)さんだったそうです。
1984年創刊の地域雑誌「谷中・根津・千駄木(略して谷根千)」を発行する谷根千工房が守り、残し、育む様々な東京下町の文化の中には、「映画フィルム」も含まれます。谷根千散歩の道すがら、どこからともなく映写機のカタカタという音が聞こえきたら、そこで映写技師をつとめるは編集者のお一人、山崎範子さんかもしれません。今回は映画フィルムにまつわる出来事を中心に山崎さんにお話をうかがいました。
聞き手:ロナルド・S・マリオッツィ
[はじめに]フィルムアーキビストとしての、また国際的なフィルムアーカイブ運動の旗手としてのアイリーン・バウザーの経歴は、ちょうど20世紀後半の50年間に重なる。
Nitrate Won’t Wait」というフィルム・アーキビストの合言葉を知ってか知らずか、「フィルムさんは待ってくれないからねえ」とおっしゃる今田長一さん。当会も日頃何かとお世話になっている東京は江古田の現像所・育映社にて、この道50年の現像職人にお話をうかがいました。
国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF)に加盟している日本のフィルムアーカイブは現在のところ、東京の国立近代美術館フィルムセンターのみで(後記:2004年には福岡市総合図書館フィルム・ライブラリーが加盟)、世界的にはあまり知られていないものの、マニアックな作品が比較的安価で観られる上映機関として都内近郊には足繁く通いつめている映画ファンも多いことと思います。しかしフィルムアーカイブの役割は映画上映だけではなく、フィルムの収集・保存・復元と多岐に渡ります。フィルムセンター研究員のお一人である岡田秀則氏に、アーキビストという職業について、また映画保存についてお聞きしました。
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