TOP > 映画保存とは > 家庭でもできるフィルム保存の手引き
今後、ご家庭で映画フィルムを保存するにあたって、以下のことにご留意いただけましたら幸いです。(2014.11.01改訂)
○ 映画フィルムは必ずケースに収納し、題名などの情報をラベルに明記してください。
○ 保管場所としては、直射日光の当たるところ・屋根裏・床下・水回りや冷暖房器具の近くを避け、安全かつ気温と湿度が比較的低く一定に保たれる場所をお選びください。
○ 乾燥剤も効果があります(映画フィルム専用の乾燥剤として、コダック「モレキュラー・シーブ」という商品がございます)。ただし、使用上の注意をよく読んでご使用ください。
○ ほとんど上映することがないのであれば、家庭用冷蔵庫での保管をおすすめします。冷蔵の際は映画フィルムをフリーザーバッグに入れ、しっかり防水してください。また、冷蔵庫から取り出すときに結露が起きないよう、外気とのバランスにはくれぐれもご注意ください。
○ 酸っぱい臭いは映画フィルムの劣化の証しです(ビネガーシンドローム)。この症状はほかの映画フィルムに感染しますので、隔離する必要があります。
○ 年に1度は映画フィルムの状態を点検し、できれば逆方向に巻き直してクセを矯正してください。ただし、劣化が進行しているフィルムの取り扱いにはくれぐれもご注意ください。
Home Film Preservation Guide, Courtesy of Film Forever
*詳しくは冊子「家庭でもできるフィルム保存の手引き」[日本語版]をご参照いただくか、映画保存協会までご相談ください。
タコシェ・オンラインショップ(中野)、模索舎(新宿)、東京堂書店 3階地方小リトルプレスコーナー(神保町)での販売は2012年2月で終了となりました。これまでありがとうございました。
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