TOP >映画保存協会について>沿革
日本語:特定非営利活動法人映画保存協会
英語:Film Preservation Society
略称:FPS
*映写速度の単位 fps(frames per second コマ/秒)に由来します。
映画が誕生して100年あまり、映画は時代を映す鏡として人類とその歴史をともに歩んできました。しかしながら、それは映画の保存という面では受難の歴史でした。
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⇒ 定款(PDF)
小会が復元したフィルムの冒頭に必ず登場するこのロゴマークは、ロール状に巻かれた映画フィルムをかたどっています。
設計はタイプデザイナー/カリグラファーの立野竜一氏によるものです。 フィルムがきちんと巻きとられて保存されようとしているようにも、固く巻かれていたフィルムが命を吹き込まれて今にも流れ出ようとしているようにも見えます。
東南アジア太平洋地域視聴覚アーカイブ連合 SEAPAVAA 団体賛助会員
歴史資料ネットワーク ニュースレター講読会員
大阪産業労働資料館(エル・ライブラリー)支援会員
2020年4月現在、正会員13名、団体会員10団体が参加しています。
⇒ 映画保存協会会員
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現在に至る
日本の映画保存は欧米諸国にくらべ大きく立ち後れています。私たちは、その原因を国の対応のおくれや映画会社の体質に求めてよしとするのではなく、私たち自身の課題として捉え、この分野において社会を変えていくために以下の活動に積極的に取り組みます。
個人、企業、公共機関などさまざまなところに眠る映画フィルムを掘り起こし、フィルムの状態調査・補修とともに内容調査をおこない、復元したものを映画祭・上映会などの場で公開します。
映画保存の普及と推進のためのさまざまなイベントを企画・実施します。
映画フィルムを所有している個人・団体からの、保存に関する相談を受け付けています。フィルムはあるが、映写環境がないという方のためのメディア変換(テレシネ)やフィルムの内容調査も承ります。また活用の機会に恵まれないフィルムについて、映画史・地域文化などさまざまな視点から新たな活用法を検討し、上映の場を設けるための支援をおこないます。
ウェブサイトや紙媒体を通じて、日本ではアクセスしにくい映画保存に関する知識や最新情報をお届けします。また海外で映画保存を学びたい方の留学相談にも応じています。
なおFPSでは、調査や復元のため所有者から一時的にフィルムをお預かりすることはありますが、営利を目的としてフィルムを蒐集することはありません。また、会員・支援者・フィルムの所有者などの個人情報に関しては秘密を厳守いたします。映画保存という目的を達成するために真剣な態度で活動に取り組みます。
小会の活動は、寄付によって支えられています。皆様のご協力をお待ちしています。詳しくはこちらをご覧ください。
*2010-2018年の年報につきましてはPDFでご覧いただけますので別途お問い合わせください。
〒113-0022 東京都文京区千駄木5-17-3 谷根千〈記憶の蔵〉
*常勤職員はおりませんので、ご訪問の際は事前に必ずご連絡ください。
⇒ Google MAP
かつては個人宅の貯蔵庫であった大正時代の蔵を、この地に暮らす人々の記憶の宝箱として蘇らせるべく活動しています。蔵の1階は上映会などのイベントスペース、2階は25年の歴史を持つ谷根千工房の資料庫です。蔵の貸出しにつきましては、谷根千工房までお問い合わせください。
⇒ 緊急時行動マニュアル
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