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SEAPAVAAインドネシア会議報告

2009年5月14〜20日、第13回SEAPAVAA会議がバンドン&ジャカルタの2都市で開催された。ホストはインドネシア国立公文書館を筆頭に西ジャワ地方公文書館/インドネシア国立図書館/シネマテーク・インドネシアの4団体で、テーマとして、「コレクションとアクセスの向上:コインの表と裏」が掲げられた。従来通り(1)シンポジウム(2)年次総会(3)上映会(4)ワークショップ(5)見学会から構成されたこの国際会議は、14カ国から124名もの参加者を集めた(日本からの参加者は残念ながら0名)。

(1)シンポジウムの司会進行役をつとめたのは(小会も日頃からお世話になっている)事務総長のタン・ビー・ティアン(シンガポール)と、理事のエイドリアン・ウッド(英国)の両名。ここでは「オーファンフィルムズ」「主流とはいえない素材」「陳腐化」「著作権」といったキーワードが話題に上った。8つのセッションを通して、開催国インドネシアから10名を越える映像アーキビストが登壇し、自国の視聴覚遺産を巡る現状を様々な角度から解説。また、SEAPAVAAが注力するユネスコ「世界視聴覚遺産の日」の広報活動も改めて強調され、以下の声明が発表された(ここでは要点のみ)。

◇ 視聴覚アーカイブのコレクションとアクセスの向上には、個人・組織・政府・国家・地域を越えた交流と恊働が欠かせない。
◇ 視聴覚アーキビストは、研究者や営利企業や芸術家など幅広い人々の協力を得て、将来に向けた戦略を立てる必要がある。
◇ 互いの多様性を尊重し、国際性を意識した対話を心がけよう。
◇ 共有される情報はアーキビストやアーカイブ機関の財産であり、情報共有を妨げる障害は取り除こう。

(3)上映会にはインドネシアはもちろんのこと、ベトナムやマレーシアなどから5作品が提供された。来年からは上映会にもテーマを設定したい。

(4)今年のワークショップは、視聴覚資料の分類とそれぞれに適した保存計画および状態把握の方法を丁寧に解説する内容で、オーストラリアのミック・ニューンハムがディレクションを担当した。参加者は85名。

(5)見学会ではホスト4団体の施設を訪問。以上。
【メルマガFPS Vol.48(2009.6.30)より】

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