TOP > プロジェクト > 9.5ミリフィルムコレクション
活動弁士・片岡一郎さんが所蔵する9.5ミリフィルムコレクションは、2007年9月にFPS事務所にやってきました。5×10に仕切られた専用の木箱に入っている37本のフィルムは、昭和初期の関西近郊の行楽地(六甲山・京都嵐山・奈良など)を撮影したものが多く、おそらく付近にお住まいだった方のホームムービーと思われます。それだけではなく、コレクションの中にはアマチュアサークルの劇映画も存在しており、持ち主が小型映画に熱心に取り組んでいたことを感じさせます。
FPS小型映画部では、2008年よりこのフィルムの調査を継続して行っています。2008年11月に開催された第9回宝塚映画祭にて展示とスライドショーを行い、撮影されている場所などについて情報提供を呼びかけました。
2009年3月に、戦前の阪神間の文化について研究されている山梨牧子さん(宝塚映画祭実行委員・FPS会員)の協力により、『六甲登山』をテレシネしました。こちらに掲載したのはスライドショーとテレシネ映像をひとつにまとめたものです。
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