プレスリリース3: 2010年8月28〜30日に開催される「第5回映画の復元と保存に関するワークショップ」が、里親に名乗りを上げてくださいました。8月30日の応用編参加者の実習素材として復元され、同日に初号試写がおこなわれます。会員一同、関係者の皆さまに心より感謝いたします。
プレスリリース2: 2011年2月19〜28日、恵比寿映像祭「カフェ・プロジェクション」にて、映画の里親PR映像の最新版が上映されました。こちら(PDF 1.4MB)もご覧になってください。
プレスリリース1: 2009年9月27日(世界視聴覚遺産の日)、第六回映画の里親作品候補が決定しました。小会では現在、この作品の復元資金をご提供くださる方を募集中です。復元版のトップタイトルにはお名前を掲載させていただきます。
《オリジナル・データ》
1935年(検閲日 3月26日)
35mm 1巻もの(約11,800コマ、224m/735ft.)24fps 8分 白黒
音声: BGMのみ
監督: 政岡憲三
スタッフ:日立二郎(原作)、原田誠一(撮影)、日立二郎(編曲)、政岡映画音楽部(伴奏)、J. O. トーキー・スタジオ(録音)
*「日本アニメクラシックコレクション」[DVD4巻セット](デジタル・ミーム)には、同作品の71秒版(音声あり)が収録されています。
《今回の復元に使用する素材》
1936年頃? 家庭用ソフトとして小型化して販売されたフィルム
9.5mm 1巻もの(約9,600コマ、73m/240ft.)24fps 約7分?(適正映写速度不明)白黒
音声: 無声
プリント題名:漫画 ターチャンの海底旅行 無聲版
インタータイトルの抜き書きと英訳はこちらです。
協力:プラネット映画資料図書館
*この作品の解説を書いてくださる方を募集中です。以下の資料をご提供できます。
《参考資料》
政岡憲三(著)「我邦に於て漫画映画は育つかどうか」(『キネマ旬報』No. 673 1939)
萩原由加里(著)「政岡憲三と漫画映画」神林恒道(編)『京の美学者たち』(晃洋書房 2006)
萩原由加里(著)「京都におけるアニメーション制作 ーJ・O・スタジオ・トーキー漫画部の活動より—」(Core Ethics Vol.5 2009)
うしおそうじ(著)『手塚治虫とボク』(草想社 2007)
「戦火の中でアニメが生まれた」NHK取材班(編)『そのとき歴史が動いた〈3〉』(KTC中央出版 2000)
渡辺泰、山口且訓(著)、プラネット(編)『日本アニメーション映画史』(有文社 1977)
『アニメーション狂専誌 FILM 1/24』特集■政岡憲三 23&24 合併号(アニドウ 1978)
『アニメーション狂専誌 FILM 1/24』ウォード・キンボール来日特集 25&26 合併号(アニドウ 1978)以上、映画保存資料室に所蔵しております(一部資料は、該当箇所の部分複写のみになります)。
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