ホームムービーに関するFAQ

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「ホームムービーの日」の世話人になりたい方

Q・地元で開催するには何が必要なの?

A・会場の確保のほか、映写機やスプライサーといった機材やリーダーなどの資材が必要です。自力で揃えるのが難しい場合、地元の資料館、図書館、上映団体、映画同好会、アートNPOといった団体に協力を要請してはどうでしょうか。地域の歴史、映画制作、映画保存などに興味をもつ仲間と出会うきっかけにもなりますよ。

Q・こんな古いフィルムを上映してしまって大丈夫?DVDに変換して上映したほうがいいんじゃないの?

A・確かに、縮んでいるフィルム、傷ついているフィルム、汚れているフィルムを上映するのは危険です。だからこそ各開催地には、上映前にすべてのフィルムの検査・補修(インスペクション)の徹底を呼びかけています。きちんと整備された映写機を使用して状態の良いフィルムを上映する場合でも、何らかの理由でフィルムが破損する可能性は、まったくないわけではありません。しかし、家庭に眠るフィルムが二度と上映されないまま忘れ去られ、劣化し、廃棄されてしまうリスクのほうがずっと高いのではないかとCHMは考えています。また、実際に上映しなければ、周辺のフィルム文化(映写機の操作技術やフィルムの扱い方)を残すことなどできません。フィルム独特の画質も、映写することなくしては体験できないものです。

映画保存協会は、フィルム・インスペクション講習、映写機操作講習会/練習会の開催等に協力しています。お気軽にお問い合わせください。

Q・フィルムの扱いには慣れているし、映写機も持っているけど、上映会場が見つからない場合はどうすればいいの?

A・会場は、光が遮断できてスクリーンを架けるスペースがあればじゅうぶんです。ちょっと頭をひねってみてください。図書館やコミュニティ・センターなど、どこか相応しい場所は近くにありませんか?過去にはジャズ喫茶が会場になったこともあります。フィルムのかけかえの時間に注文して、呑んだり食べたりしながらのんびり鑑賞するのも悪くないですよ。こんなところで上映してみたいな、と思う店舗やギャラリーなどがあったら、思い切ってオーナーに交渉してみてはどうでしょう。地域の人々のためのイベントなのですから、営業の妨げにもなりません。

Q・8ミリ映写機で最もおすすめの機種は何?

A・どの機種にも一長一短あり、おすすめ機種を1つ選ぶのは難しいのですが、一般に最高機種としてエルモの映写機(GS1200)が知られています。しかし、中古でもかなり高価です。フィルムを傷つけないという目的において、機種選び以上に重要なのは、きちんと整備された映写機かどうかという点、そして映写技師の技量です。映写機は既に製造が中止されていて、入手できるのはすべて年代物の中古品です。映写機を購入するときには、まず消耗品である電球の種類を確認しましょう。製造中止になっているものや、製造されていても値段の高価なものがありますから、注意してください。映写機にはそのほか、ダブル8(レギュラー8)専用、シングル8(スーパー8)専用、両方の規格に対応している兼用機、音声が再生できる発声映写機と再生できないサイレント映写機など違いがあります。映写スピードを変えられるかどうか、逆転映写ができるかどうかといったことも機種によって異なります。いずれにしても修理・清掃済みで、モーターの動きが安定している映写機を入手してください。そして、入手後にその映写機を整備するのは、あなたの仕事です。

FPS映写機操作講習会のテキストにメンテナンス・ガイドが含まれていますので、ご参考になさってください。

Q・世話人になるとほかの会場に参加できないの?

A・参加できます。ホームムービーの日は年に一度ですが、開催日は必ずしも当日のみとは限りません。世界同時開催という醍醐味は確かに捨てがたいのですが、2007年を例にとると、国内の全13会場のうち4会場は別の日程で開催されています。ですので、世話人であってもほかの会場に観客/スタッフとして参加することが可能です。同じ日でも時間が異なる場合もあり、一日に複数会場に参加可能な場合もあります。

Q・ビデオやDVDは上映しないの?

A・映画保存協会の会員は、映画フィルムとその周辺文化の保存と継承を目指して日々活動しているので、対象はあくまで消えゆく「映画フィルム」と考えています。しかし「オリジナル」の形状で守り残していくことの大切さはいかなる視聴覚メディアであっても変わりません。世界に目を向けると、ビデオ撮影されたホームムービーを上映している会場も中にはあります。欧米の世話人は新しいメディアの保存に関するノウハウを持つ専門家が多く、収集保存施設も存在します。残念ながら今の私たちには新しいメディアを扱うだけの余裕はなく、サポートはお約束できませんが、世話人の繁忙度や会場の設備などに合わせて臨機応変に対応してください。

フィルムを提供したい方

Q・フィルムをヤフオクやイーベイで販売したいんだけど、ホームムービーの相場ってどれくらい?フィルムアーカイブは私のフィルムでも買ってくれるかしら?

A・ホームムービーの歴史的価値と金銭的価値は混同されがちです。時にはネットでアマチュア制作の映像が驚くほど高い値で取引されることがあります。例えば万博関連のアイテムを収集しているコレクターにとって、万博会場で撮影されたホームムービーは収集の対象になり得ますし、有名人が写っている映像であれば、ファンが飛びつくかもしれません。しかし果たしてホームムービーの相場はいかほどなのか、その答えを出すことは容易ではありません。ホームムービーの持つ歴史的・文化的価値には、はかりしれないものがあるからです。コレクター市場で売買されるフィルムの多くは、一般に広く公開されたり、ドキュメンタリーの中で二次使用されることもなく、姿を消してしまいます。ワインのように、何年か後にさらに価値があがることもあるかもしれませんが、適切な環境に保管しておかなければ、高級ワインも単なるお酢に変わり果ててしまいます(*古いフィルムはビネガーシンドロームという不治の病にかかってしまうことがあります)。貴重な映像がネット・オークションに登場しても、フィルムアーカイブにはそれを購入するだけの資金がありません。もちろん、あなたのフィルムをどうしようと、それはあなたの自由です。でも、もしあなたのフィルムがとても大切なものであれば、それを正しく保存して未来に残すことは大切なことです。そう思われませんか?CHMでは、非営利のフィルムアーカイブへのご寄贈をおすすめしています。

Q・私のフィルムなんて、すごく退屈よ。こんなもの誰もみたくないでしょ?

A・決してそんなことはありません。どこにでもいる普通の人たちが撮影したありきたりの映像に光を当てるのがHMDの役割です。レトロなファッションやヘアスタイル、閉館してしまった映画館、廃線になった市電、空き地で遊ぶ子供たちの姿、ゆったりした時間の流れなど、ほんの10年前に撮影された映像からも時代の変遷が読み取れるものです。ホームムービーは多様な分野の研究者にとって高い資料的価値を有しています。さらに一般の人にとっても、現在暮らしている地域のかつての姿を目にするというのは得難い経験です。もしあなたのホームムービーに過去の暮らしの一場面が記録されているのなら、そして、それが意図的に演出・編集されたり、営利目的で制作されたものでないなら尚更のこと、上映する価値はあまりあると思います。記憶の中では「退屈」でしかない映像も、久々にみてみるとその面白さに驚かれるかもしれません。懐かしい家族や友人の笑顔、長く訪れていない土地など、大切な何かに再会できることだってあるかもしれません。どう考えても上映しないよりは、上映したほうがいいですよ!

Q・どんな内容のフィルムが上映されるの?家族を誘っても大丈夫?

A・老若男女を問わずどなたにもお楽しみいただけるイベントです。ぜひご家族お誘い合わせの上ご参加ください。とはいえ、ほとんどの会場は持ち込まれたフィルムを上映するかたちで開催されています。場合によっては、何が写っているかわからないフィルムが当日持ち込まれることもあります。ですから、上映されるすべてのフィルムの内容が、幼いお子さんが目にして問題のないものであるという確証はありません。過去には実験的な映像の中で裸の女性に生卵を投げつける場面が登場したり、家族を撮影した作品の中でお父さんのお尻がスクリーンにあらわになったことがありました。もし何か不適切と思われる映像が上映されそうになったら、そのときはお子さんの目を覆ってあげてください。

Q・「お近くの会場へ」なんて言われても、一番近い会場も家からかなり遠いんだけど、私の地元で開催してもらうにはどうすればいいの?

A・地元の資料館、文化財研究所、図書館、映像関連の学部のある大学、映画同好会などに問合わせてみてください。まだまだ知名度の低いイベントなので、積極的に開催を呼びかけていただけると助かります。

理想的なフィルムアーカイブの仕事として考えられるのは、内容を問わずホームムービーの寄贈を受け入れ、適切な保存環境を提供し、地域的・歴史的な価値を調査し、誰もが閲覧できるような環境を整えることです。しかし現実には(とくに日本では)地域のフィルムを収集保存する活動は活発ではなく、中にはホームムービーを受け入れないフィルムアーカイブもあります。しかし、だからといってあきらめてしまっては、この現状は何も変わりません。あなたがお持ちのフィルムの概要(分かる範囲の内容、形状、状態、制作年度など)を地元の視聴覚ライブラリーや資料館などに知らせてみてはどうでしょうか。NHKアーカイブス等、テレビアーカイブが古い映像を探していることも時にはあります。たとえ最初に連絡したところがホームムービーを収集していなくても、どこか相応しい団体を紹介してくれるかもしれません。

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