TOP > プロジェクト > ゲストレクチャー Vol.2 映画の復元『モダン怪談100,000,000円』
2006年6月25日、東京・上野にある市田邸にて「FPSゲストレクチャー 映画の復元『モダン怪談100,000,000円』」を開催しました。
今回の講師には、現役の現像職人である今田長一氏をお迎えしました。まずは、「映画の里親」第一回対象作品となったこの映画の発掘に携わったFPSメンバーから、フィルム発見のいきさつや、昨年の活動の流れなどが紹介されました。
その後、『モダン怪談100,000,000円』のプロジェクター上映を鑑賞し、1時間以上にもわたって、今田氏からウェット・ゲート方式による復元から、最近の現像の話など、参加者からの質問も交えておおいに語っていただきました。
最後に、第2回里親作品『海浜の女王』の予告を見てなごやかに終了しました。
“映画の復元”と言っても、劣化した映画をどのように復元するかはいまいちピンと来ないはず…。映画を作ることはもちろんですが、作った後も映画を支え続ける今田氏の経験談は、復元のイメージを具体的に思い浮かばせるだけではなく、古い映画が単に古いだけでなく、復元することで現在にも通じる「新たな魅力」を持った映像であることを発見する機会になったのではないでしょうか。
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