TOP > プロジェクト > ゲストレクチャー Vol.8 NON-FILM ~フランスの映画資料保存
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定員に達したため、ご予約を締め切らせていただきました。
フィルム文化を守り残すには、フィルムだけでなく、その周辺の機材や紙資料も同時に保存していく必要があります。久々のFPSゲストレクチャーは、海外研修を終えられたばかりの岡田秀則氏(東京国立近代美術館フィルムセンター主任研究員)を講師にお迎えし、「NON-FILM(ノンフィルム) ~フランスの映画資料保存」と題して、フィルム以外の映画資料について縦横無尽に語っていただきます。事前にご予約の上、ご参加ください。
と き:2009年4月21日(火) 19:30~21:30 (開場は15分前)
ところ:協和会の蔵
参加費:一般1,000円、学生800円、FPS会員500円
定 員:25名
*4月19日(日)までにご予約ください。但し、定員に達し次第〆切とします。
(1)氏名(2)電話番号(3)参加人数を明記の上、件名を「ゲストレクチャー予約」としてinfo@filmpres.org までご予約下さい。予約確認メールを小会より差し上げます。3日以内に返信ない場合はお手数ですが、再送をお願いいたします。
フランスの映画保存機関において、近年めざましい発展を遂げているのがフィルム以外の映画関連資料(Collection Non-film)の収集保存事業である。ポスター・美術デッサン・衣裳デッサン・スチル写真・宣伝資料・機材類・書籍・定期刊行物・映画人の個人資料といったノンフィルム資料は、映画フィルム自体に比べて注目を浴びにくく、また多岐にわたるだけに整理や取り扱いの難しい分野である。しかしこれらの資料には、映画作りの現場を生々しく語るものもあれば、映画と観客をつなぎ、私たちの一世紀以上にわたる生活文化の一部となったものもあり、各国の映画文化を雄弁に物語っている。こうした資料が過去にどのように収集され、また現在どのように管理・公開されているか、さらに映画専門図書館の運営のかたちについて、シネマテーク・フランセーズ、シネマテーク・ド・トゥールーズ、フランス国立図書館、パリ市立フランソワ・トリュフォー図書館、さらにイタリアの国立映画博物館(トリノ)などの例を挙げて解説する。
画像=劇場公開時にトゥールーズの映画館ファサードに貼られていた『ロバと王女』の手描き大型ポスター(シネマテーク・ド・トゥールーズ所蔵/岡田氏提供)
講師:岡田秀則(おかだ ひでのり)
東京国立近代美術館フィルムセンター主任研究員。これまで映画フィルムや関連資料の収集・保存・公開や、上映企画・イベントの運営、映画教育事業などに携わる。共著に『映画と「大東亜共栄圏」』(森話社、2004年)、『ドキュメンタリー映画は語る』(未來社、2006年)など。
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