「第11回映画の復元と保存に関するワークショップ」アンケート集計結果

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「第11回映画の復元と保存に関するワークショップ」アンケート集計結果

アンケート実施期間:2016年8月27日(土)〜

参加者数

計161名(一般=133名、登壇者=28名)

回答者数

計48名
内、初参加者=21名、リピーター=27名(2回目=6名、3回以上=21名)

「第11回映画の復元と保存に関するワークショップ」をどちらでお知りになりましたか?(複数回答)

関係者より=26名
インターネット=19名(twitter=5名含む)
知人・友人より=3名
その他=5名(チラシ=2名、勤務先から=1名、大学の授業で=1名、「日本映像アーキビストの会(仮称)」のML=1名)

参加費についてどう思われますか?

高い=14名
ちょうど良い=28名
安い=3名
安すぎる=1名
無回答=2名

ご意見・ご感想をご自由にお書きください。また、次回へのご要望(開催地、開催時期、内容)がございましたらお書きください。

掲載を許可してくださった方のご意見を採録いたします。若干省略させていただいた箇所もありますが、何卒ご了承ください。
ご意見・ご感想

「岡島尚志氏のお話〔基調講演〕をもっと聴きたかった」匿名希望

「フィルム保存の現場で苦闘されている皆様の活動を垣間見て身につまされた。一企業として少しでもお役に立てないか、考えていこうと思う」匿名希望

「微力ながらホームムービーの保存(地域映像アーカイブ)に取り組んできた。ライトニングトークに出続けることで状況が少しでも改善されればと思っている。『七人の侍』も、隣りのおじいちゃんのホームムービーも同じ舞台に乗れること、様々な立場の方が同じ目線で話せることが素晴らしい。孤独に一年間アーカイブズに自分なりに向き合う日々だが、このワークショップで一年の力をもらう。東京も良かったが、京都にも行きたい」三好大輔(ALPS PICTURES INC.)

「研究者、技術者、製作者、演者と、多様な方の視点からお話が聞けて有意義だった。実際の作品鑑賞の時間が設けられていたのが良かった。また、率直な意見交換も興味深かった」鳥居友佳里

「今回は実習が初日だったが、他の実習も見たかったので、その状況を画像を交えて報告していただけたのは良かった。〔無声映画上映の〕実演にも感動した」今塚誠(株式会社キュー・テック)

「『七人の侍』や劇場版『名探偵コナン』第1作のような幸せな作品がさらに増えていくよう、自分も何らかの力になりたい。業務として行っている保存活動の発展にいかに関われるのかを頭に入れて頑張りたいと思った」望月悠加(東京国立近代美術館フィルムセンター)

「何度も参加しているせいか、関西は毎年同じような内容に思えた。今回は東京開催ということで新しさがあり、とくに製作側からの意見はずっと気になっていたので、面白かった。フィルム派が多いが、デジタル派の話も聞いてみたい。フィルムVSデジタルのようなバトルがあったらと思う」匿名希望

「フィルム、ビデオ、デジタルファイルと、保存の対象範囲の広がりを実感した。欧米と日本の意識や環境の差をもう少し深く知りたい。また、その差がどこから来るのか、専門家の話を聴きたい」匿名希望

「映画に限らず、アーカイブズの認知度と重要性を一般の人々にまで広める必要がある。需要が増えれば資金面の問題は解決するかもしれない。そのためには映画以外の業界とも交流を持つべきだと思う。競合他社もいる中、オープンな場になっており、学ぶことが多かった」兼村雅彦(株式会社えんがわ)

「初めて参加したが勉強になった。閉会の辞にも感動した。また、総合司会の方に感服した」小川直人(せんだいメディアテーク)

「様々な分野の方々との交流、フィルムを愛する方々との出会いが今後の自分の創作活動の力になると思った。また、アーカイブズに関して、たくさんの方が関心を持っていることに喜びを感じる」堀内藍(大学院生)

「多くの人が休日を使ってまで参加しているという事実に驚く。初日は実習先の厚いおもてなしに大いに感動し、実に楽しかった。2日目以降も多彩なテーマが扱われ、飽きることがなかった。東京でも京都でも、また参加したい。このような集まりがあることを、もっと外に向けて発信していけるといいと思う」山下泰司(IMAGICA TV)

「アーカイブズをまじめに考える機会になった。どのような場所に映画を置けば、然るべき人がアクセスできるようになるのか、今後も考えていきたい」匿名希望

「大学の授業でこのワークショップを知ったが、参加してみると、学生は3名しか確認できなかった。社会人の交流の場でもあるとは思うが、もう少し学生の参加率が高くなれば、新しい風が吹くのではないか」匿名希望(大学生)

「すべての内容を文章化してHP公開または販売してほしい」植杉賢寿(活動写真弁士)

次回へのご要望:開催地

関東(主に東京)=16名
関西(主に京都)=4名
関東、関西以外=4名(仙台=1名、広島=1名、福岡=2名)
関東と関西の隔年開催=4名
関東と関西で年に計2回以上=2名
映画にゆかりある土地=1名

次回へのご要望:内容

●改善すべき点
広い会場を確保して定員を増やす
講義のみ参加の場合の参加日数に合わせた参加費を復活させる
申込(チケット購入)方法を変更する
10分は長く感じるのでライトニングトークの制限時間を短縮する
最終日の終了時間を早める
名札の文字を大きくして両面印刷にする

●取り上げるテーマのご提案
実習:(ライトニングトークで紹介があった)35mm映画フィルム製造
講義:フィルム上映を続けている映画館で働く方々の話を聴く/保存科学/デジタル映画の保存方法/各地域のニュース映画や自治体の広報映画などの保存活用

以上、ご協力くださったすべての方に感謝申し上げます。

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小中大

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今後のイベント情報

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東南アジア太平洋地域視聴覚アーカイブ連合(SEAPAVAA)会議
04/16
国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF)会議
04/10
オーファンフィルム・シンポジウム
11/30
東京現像所 全事業終了
10/27
日韓映写技師会議 in 福岡

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