2007.07.08.(日)

ちいさな上映会番外篇: 熊沢半蔵アニメ映画会

熊沢半蔵アニメ映画会


本駒込光源寺千成ほおずき市前夜祭
2007年7月8日(日)
ごご6時より@協和会の蔵
参加費300円 予約不要

7月9日、10日はFPSの事務所からほど近い光源寺さんのほおずき市です。その前夜祭として、谷根千が誇るアニメ作家・熊沢半蔵さんの短編アニメと、特別上映として「茶目子の一日」(1931)を上映します(DVD)。どうぞお楽しみに。

熊沢半蔵フィルモグラフィー(PDF)

熊沢半蔵氏プロフィール(1924~1997)

大正13年、浅草雷門(旧田原町)に生まれる。
明治初めに創業した老舗の和菓子店、浅草「鮹松月」が実家。昭和37年にのれん分けして文京区千駄木に鮹松月団子坂に店を出す。

戦後、アメリカ製の中古8ミリカメラを手に入れ、その後国産8ミリを買ってアニメーション製作を始める。

1960年代半ば、8ミリ仲間と「日本アマチュア・アニメーション協会」を結成、その会員として年一本の作品製作に励む。
「チャンバラ」「曲馬団」「赤とんぼ」「ジャリガキ」などのショート作品がある。
平成9年1月30日、73歳で亡くなる前年まで作品を作りつづけた。

キネマ旬報社の日本映画監督全集(昭和51年)には「毎年必ず他人の期待に応えうる水準の個性ゆたかな作品を、同一作家が長期にわたって作り続けている、という点で記録にとどめたい。ましてや日本のアニメ自体が苦手であるのびやかな笑いを特色とする点、貴重な存在といえるのだ」とある。

年に1回の「日本アマチュア・アニメーション協会」の発表会のほか、地域での上映会ではいつも自らフィルムを回した。1990年の「浅草シネマフェスティバル」ではゲストで出演。
現在フィルムは東京国立近代美術館フィルムセンターに所蔵されている。

Language: English

小中大

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