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名称:
山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー
[ロゴ]
なし
その他の名称:
YAMAGATA Documentary Film Library
種別:
映画祭アーカイブ、ドキュメンタリー映画アーカイブ
所在地:
〒990-0076 山形県山形市平久保100 山形国際交流プラザ(山形ビッグウイング)3F
[外観]
電話/ファックス:
TEL 023-635-3015/FAX 023-635-3030
Eメール:
library(a)yidff.jp(代表)
ウェブサイト等:
URL https://www.yidff.jp/library/library.html
連絡窓口:
認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭(山形事務局)
〒990-0044 山形市木の実町9-52 木の実マンション201
TEL 023-666-4480 FAX 023-625-4550 Eメール info(a)yidff.jp
[人員]
ライブラリー担当常勤職員1名
[年間予算]
2019年度
上映会・ライブラリー事業 収益
3,222,433円
フィルムライブラリー受託事業収益
2,074,812円
(令和元年度 財務諸表より)
[開館日]
1994年12月1日
沿革/歴史:
1981年 – 山形県にて「山形国際産業交流プラザ」構想が提案される。
1989年6月 – 庁内に「山形国際産業交流プラザ建設検討委員会」が設立。コンベンション機能に加え、国際交流の拠点としての機能を持つ施設として検討される。
1989年7月 – 「山形国際ドキュメンタリー映画祭」が開催されることから、その貴重なフィルムを財産として保存し、広く紹介していく施設を併設することが検討される。
1989年10月 – 市制100周年記念行事の一つとして、山形市主催「山形国際ドキュメンタリー映画祭 ’89」(第一回)開催
1991年4月 – 庁内にてフィルムライブラリーについて再検討される。ライブラリー機能として、収蔵庫、試写室、図書コーナー、ビデオブースが設置されることとなった。
1994年8月 – 山形国際交流プラザ(ビッグウイング)完成・開館
1994年12月 – 山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー開設(※当時の管理運営者は山形コンベンションビューロー)
2006年4月 – 映画祭運営組織が山形市から独立、任意団体となる
2007年 2月 – 「特定非営利活動法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭」設立(2013年「認定NPO法人」となる)
2009年 4月 – 特定非営利活動法人山形国際ドキュメンタリー映画祭がライブラリー管理運営業務委託者となる
地理的及び文化的背景:
山形市で1989年以来2年に一度開催されている国際ドキュメンタリー映画祭を背景として、映画祭コンペティション部門他の上映作品、および応募作品を中心に保存し、市民をはじめ多くの愛好者が気軽に鑑賞できるよう設置された。充実した設備をもつ試写室や、個人で鑑賞できるビデオブース、さらに関係図書・資料を整備している。ドキュメンタリー映画専門のフィルムアーカイブは国内に少なく、貴重な存在である。
典拠となる指令/資料:
認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭 定款
(目的)
第3条 この法人は、ドキュメンタリー映画や貴重な映像を世界から集めて映画祭を開催することにより、豊かな映像文化環境と国際交流の場を提供するとともに、作り手の支援をする。同時に、日常的な映像普及活動による映像文化の振興を通じて地域文化の発展に寄与することを目的とする。
(事業)
第5条 この法人は、第3条の目的を達成するため、次の事業を行う。
(1)特定非営利活動に関わる事業
④「山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー」の施設活用、収蔵作品等の保管・活用
管理組織:
施設所有者:山形市観光戦略課
施設管理運営者:一般財団法人山形コンベンションビューロー(山形国際交流プラザ(ビッグウイング)指定管理者)
ライブラリー管理運営業務受託者:認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭
記録管理方針:(調査中)
収集方針:
山形国際ドキュメンタリー映画祭のインターナショナル・コンペティションやアジア千波万波に応募された作品をはじめとする秀作を、次世代に引き継ぐ貴重な文化資源として収集・保存する。
建物:
[収蔵庫]
フィルム約3,400本とビデオテープ約1万本、図書約3,700冊が収蔵可能。
[上映設備]
ビデオブース(21型モニター/5ブース)
フィルムライブラリーシアター試写室(40席、16mm及び35mm映写機、ビデオプロジェクター、同時通訳設備、6チャンネル立体音響システム)
アーカイブズ及びその他の所蔵資料:
映画祭関連作品(応募作品・上映作品) 17,296本(内ビデオ17,160本、フィルム136本)、山形市備品フィルム(市広報フィルム他 207作品)、映画関連書籍・映画雑誌図書1,968点のほか、山形国際ドキュメンタリー映画祭発行の出版物など。(館外貸出なし)。
[参考画像]
[復元実績](調査中)
検索ツール:
山形国際ドキュメンタリー映画祭公式ウェブサイト内「作品検索」
https://www.yidff.jp/search/search.html(日本語)
https://www.yidff.jp/search/search-e.html(English)
出版物等:
山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー・セレクション
第1集 山形大学人文学部編『現代日本・若者たちの肖像』(山形大学出版会 2009)
第2集 山形大学人文学部編『異郷と同胞:日本と韓国のマイノリティー』(山形大学出版会 2011)
第3集 髙橋和、中村唯史、山崎彰編『映像の中の冷戦後世界:ロシア・ドイツ・東欧研究とフィルム・アーカイブ』(山形大学出版会 2013)
開館時間:
10:00-17:00(祝日を除く月・火曜および年末年始は休館)
アクセス及び利用条件:
書籍等の資料の閲覧は自由。映像資料(DVD、VHS)は閉架式で、カウンターにて申し込み用紙に記入の上請求。ビデオブースにて個人視聴が可能。
上記映画祭公式サイト内「作品検索」、および館内の検索機にて作品の所在を確認のこと。
アクセシビリティ:
JR山形駅からバス約20分、タクシー約15分。
JR羽前千歳駅から徒歩約20分。
研究支援サービス:
上映=YIDFF主催山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー金曜上映会
ライブラリー収蔵作品を含むドキュメンタリー映画や、戦前の無声映画、映画史に残る名作、自主製作作品や、実験映画、アニメーションなど、普段映画館やテレビ・ビデオなどでなかなか見る機会が少ない作品を中心に上映。会員制になっており、参加者は「金曜上映会鑑賞会」に入会することになる。上映会当日にも入会可能。
貸出=「山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー収蔵作品の貸出しに関する要綱」(2007)による。
複製サービス:
なし
公共エリア:(調査中)
[作成日]
2020-09-05(初稿)
2020-12-15(改訂)
*次回改訂は2021年7月を予定しています。
[作成者]
映画保存協会
注記:
YIDFF山形事務局による監修あり。
記載項目は国際公文書館会議(ICA)の「ISDIAH アーカイブズ所蔵機関の記述に関する国際標準 第1版」日本語訳(国立公文書館 2010年)を参考にした。
情報源:
○平沢茂、宮地孝宜著「生涯学習の推進と学習メディア(9)山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー」『視聴覚教育』50(5)(583)、日本視聴覚教育協会 1996、pp.42-43。
○阿部宏慈著「まなざしと声のユートピア:山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー」(特集 日常を撮る!、山形国際ドキュメンタリー映画祭、映画祭は生きものである)『東北学』(東北芸術工科大学東北文化研究センター 2013)
○印は映画保存資料室に所蔵あり。
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