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磁気テープの適切な取扱いと保存方法

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磁気テープの適切な取扱いと保存方法

作成日 2019.05.24/最終更新日 2019.08.24

jisyaku_satetsu旧式化したアナログの〈磁気テープ〉中でも、ここでは主にカセットテープやVHS等のビデオテープを考えます。映画フィルムの磁気サウンドトラックやLTOのようなデータ保存用テープは取り上げません。

はじめに:懐かしの〈磁気テープ〉

「磁気記録 Magnetic Recording」は、磁性体の磁化状態を制御することによって情報を記憶し、出し入れする技術です。音声記録や動的映像の録音・録画や再生に磁気的方法を用いる媒体に〈磁気テープ〉があります。

〈磁気テープ〉の中でも、カセット式のオーディオテープ(カセットテープ)やVHSに代表されるビデオテープはかつて広く普及し、日々の暮らしに浸透していました。40代以上の方ならおそらく音楽・映画作品の鑑賞や放送番組の録音・録画に使った経験があるでしょう。収集保存機関等では、さらに古い6mm(1/4インチ)幅のオープンリールが見つかることも珍しくありません。

〈光ディスク〉の時代を経ていまや入手方法は「ダウンロード」が主流になりましたが、カセットテープに関するムック本の発行、東京中目黒の「waltz」のような専門店の開店、ドキュメンタリー映画『VHSテープを巻き戻せ!』(2013)の公開等、物的な媒体を再び支持する声も聞かれます。カセットテープで音源をリリースするミュージシャンも現れ、中古機材や在庫テープは驚くほど高値で取引されています。

独特の音質・画質やレンタル店で「借りる」という行為も含め、こうした〈磁気テープ〉自体とその周辺文化は、今後、収集保存すべき資料と見なされ得るのでしょうか。

1 メディアの概要

(1)歴史、特長

●針金から帯状のテープへ

音声記録の媒体の中でも、アナログレコードは録音後に編集することができません。この弱点を克服すべく欧米で開発された磁気記録は、主に日本の技術によって安価で取り扱いやすい媒体へと改良されていきました。

はじまりは1898年、「デンマークのエジソン」ことヴォルデマール(ファルデマール)・ポールセンがピアノ線を使って開発した鋼線式磁気録音再生機/ワイヤーレコーダです。これは「テレグラフォン」と名付けられ、1900年のパリ万国博で賞賛されながらも、商品化には至りませんでした。現存する最古の磁気記録は、ポールセンが録音したオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の声です。

>> 参考:大人の科学 Vol.23 ポールセンの針金録音機
>> 皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の声(Wikimedia)

ワイヤーレコーダ(中央)

米国で軍事利用されていたと思われるステンレスワイヤーを使ったワイヤーレコーダの現物(中央)が小林理学研究所内「音響科学博物館」に展示されています。

1920年代以降、真空管アンプ、ノイズやひずみを抑える技術、そして紙のベース/支持体に磁性体を塗布した帯状テープ等が開発され、実用に耐える音質で長時間の録音を可能にする要素は出揃ったものの、本格的な磁気記録の時代の到来は第二次世界大戦の終結後のことでした。

例外的にドイツでは、プラスチックのベースに磁性体を塗布したテープや、強い磁場を局部的に発生させるリング形の磁気ヘッドを取り入れた「マグネットフォン」が1935年に実用化され、ナチスがこれを軍事利用しました。戦後の米国では、戦利品として流入した性能の高いドイツ製テープレコーダが注目を集めました。

米国の3M(スリーエム)が中心となって開発したプラスチック・ベースの〈磁気テープ〉は1940年代後半に商品化されました。

●オープンリールからカセットへ

〈磁気テープ〉は放送や教育の現場で重宝されるようになります。日本で戦後いちはやくこの市場に目をつけたのが東京通信工業株式会社、略して東通工(現ソニー)でした。

ソニー歴史資料館の入口

G型は「ソニー歴史資料館 SONY Archives」に展示されていました(2018年12月に閉館、今後は品川のソニー本社ビルに展示スペースが設けられるようです)。

1948年に入手した米国製テープレコーダを翌年から使い始めたNHKは、1950年以降、ソニーによる日本初のテープレコーダ(テープコーダー)「G型」も併用しました。1952年の時点でおよそ7割のNHKラジオの録音番組が〈磁気テープ〉を使用していたそうです。日本の文部省も1954年から〈磁気テープ〉を学校・社会教育用に頒布し始めました。

1956年は、米国のアンペックスが「4ヘッドVTR」を放送用に開発した重要な年です。西海岸と東海岸のあいだに時差が3時間ある米国では、テレビ番組の時間差放送に大きな需要があったのです。

国産初の放送用「ソニ・テープ Soni‐Tape」は、1957年に初めてNHKに納入されましたが、これは紙ベースでした。住友スリーエム(スリーエム ジャパン)が国産初のプラスチック・ベースの〈磁気テープ〉を発売したのは1963年のことでした。

放送史 略年表
1920 世界初のラジオ放送開始(米国)
1922 ドイツでラジオ放送開始
1925 日本でラジオ放送開始
1935 世界初のテレビ放送開始(ドイツ)
1941 世界初の商業テレビ放送開始(米国)
1953 日本でテレビ放送開始

さて、1960年代までの主流はむき出しで走行するオープンリール式で、まだ手切りによるテープ編集の時代でしたが、一方で、扱いやすさを求めてケース内にテープを収納する仕組みも多数考案されました。1962年、オランダのフィリップスが最初のカセット式(コンパクトカセット)を開発し、ソニーと交渉の末、特許を無償公開したのが後の「箱入り」テープ規格の原点です。ちなみに、カセットはフランス語で「宝石箱」を意味します。カセット式が主流になると、編集はテープからテープに移し替えるダビングになりました。

music_portable_cassette_player-1カセット式オーディオテープは、マクセル、TDK、ソニーが1966年に商品化したのを皮切りに、続々とメーカーが増えました。同年、アイワが国産カセットテープレコーダを発売。1968年には音楽専用テープ(TDK SD)も誕生し、1970年代以降はいわゆるラジカセ、1980年代以降は持ち歩きのできる「ウォークマン」も人気を集めました。

>> 世界を変えた日本の音楽テクノロジー(Sony「Walkman」とTechnics「SL-1200」に関する44分のドキュメンタリー)

激しい開発競争の中でCOCOMの禁輸出品に指定されるほど高性能な商品も現れた1980年、世界のオーディオテープの年間消費量約12億本の内4割を日本製が占め、国内市場ではマクセル、TDK、ソニーの3社のシェアが9割を超えました。

●ベータ vs. VHS

1969年には1/2インチのオープンリール式「統一I型」によって、メーカーが異なっても記録や再生が可能になるよう走行速度等が規定されました。1971年、ソニー、日本ビクター、ナショナルは3社統一規格でカラーのカセット式ビデオテープの生産販売に踏み切りました。このような規格統一に向けた努力も虚しく、民生用1/2インチのカセット式ビデオテープ規格は、ほぼ同時期に開発されたソニーの「ベータ」(ベータマックス)と日本ビクターの「VHS」(Video Home System)が互いに譲りませんでした。最終的にVHSが勝利しましたが、ベータ方式が生産を終える2002年頃にはVHSの人気もDVDに押されていました。

カセットの形状はVHSがベータより一回り大きく、信号の処理方法、周波数、そして斜めにヘッドを通過させるためにテープをシリンダーに巻きつける方法等が異なります(VHSはローマ字のMに似たMローディング、ベータはギリシャ文字のβに似たベータローディング)。最大録画時間はVHSが6時間でベータが4時間半です。

規格統一なき商品化の被害を受けるのは消費者の側ですが、日本では競合が激化したおかげで軽薄短小化、長時間化、高品質化が速やかに実現したとも言われます。

オーディオテープの音楽ソフト生産量のピークは1988年でした(CDの売上ピークは10年後の1998年、アップルのiPod発売は2001年、iTunesのサービス開始は2005年です)。ビデオテープも1990年頃からデジタルへと移行しました。ソニーはオーディオカセット用のテープレコーダの国内出荷を2013年1月に終了。国内で最後までVHSビデオデッキの生産を続けていた船井電機も2016年7月末で生産を終了しました。

●磁気テープの特長

〈磁気テープ〉は大量の情報を記録する媒体の一つですが、与えられた情報を正確に保持するだけでなく、必要に応じて古い情報を消去して新たに記録する機能も備えています。記録の保存性と更新性の並存は磁気記録の大きな特長といえるでしょう。ただし、早送りや巻き戻しに時間がかかるため、ランダムなアクセスを苦手とします。

さらに、フォーマットの種類の多さも顕著です。『日本目録規則 2018年版』(日本図書館協会 2018)には、アナログのビデオ・フォーマットとして次の15種類が50音順に挙げられています:ベータカム、ベータカム SP、ベータマックス、CED(ビデオディスク)、D-2、EIAJ(統一I型)、Hi8、LD、M-II、S-VHS、Type C(1インチ)、U 規格(Uマチック)、VHS、4 ヘッド VTR(2インチ)、8mm。これらはあくまで目録化のために統一された名称で、一般的な呼称は丸括弧内の通りです。

したがって、外形等を注意深く確認して正確に分類する必要があるでしょう。下記は識別チャートのほんの一例です。

>> Museum of Obsolete Media(英語)
>> SONY 商品のあゆみ
>> 東京光音 フィルム・テープ一覧

(2)用途

〈磁気テープ〉の用途には、主に音声記録用、動的映像用、デジタルデータ用の3つがあります。ここでは音声記録用と動的映像用を扱っていますが、何れにも製作販売された商品と自作品とがあります。2010年代以降の主な需要は演歌や民謡、語学の習得時の繰り返し再生にあるようです。

性能や録音時間は用途によって異なります。カセット式オーディオテープはLPレコードを想定した46分をはじめ、60分、90分、120分等の様々なタイプがあり、家庭内、戸外、そして車内でも使用可能でした。VHSテープも30分から210分まであり、標準の3/1の速度でテープを動かして(画質は落ちますが)情報密度を上げる3倍モード録画も選択できました。

棚に並ぶ貸出用のカセットテープ

映画保存協会の地元・谷根千の根津教会の棚には貸出用のオーディオテープが並んでいます。

全国の収集保存機関、教育機関、宗教施設、企業、一般家庭等には〈磁気テープ〉が数多く眠っています。オーラルヒストリー、講演や会議録、作業マニュアル、ホームビデオ(結婚式や子どもの成長記録等)、ラジオ番組のエアチェック、そしてテープ音楽からビデオアートまで……例を挙げればきりがありません。

放送局が保存していなかった過去の番組の録音・録画が一般視聴者から提供されることもあります。

2 メディアの仕組み

(1)材質と構造

〈磁気テープ〉は、何らかのベースの上に磁性体――接着の役割を果たすバインダーと呼ばれる樹脂に針状の金属の磁性粉を練り込んだもの――が塗布されています。ベースは通常は透明の薄いアセテート(1960年代まで)、ポリ塩化ビニル(1970年代まで)、ポリエステル(現在まで)といったプラスチックです。ポリエステルが最も強度に優れ、化学的にも安定しています。テープの色は茶または黒、厚みは6μmから50μmまで様々ですが、通常はビデオテープよりオーディオテープの方が厚みがあります。

カセット式オーディオテープの主な磁性体 4種類
タイプI ノーマルポジション=酸化鉄/鉄サビ(安価)
タイプII ハイポジジション=1971年- 酸化クロム、1975年- コバルト添加酸化鉄
タイプIII メタルポジジション=酸化鉄と酸化クロムの2層構造
メタルテープ 1978年- 酸化していない純鉄を用いる(高価)

製造時はベースに下塗り層を設け、その上にバインダーを塗布し、乾燥しないうちに磁性粉がテープの走行方向に並ぶよう方向づけます。表面は滑らかな鏡面仕上げにします(表面が粗いとノイズが発生し、走行時に磁気ヘッドと擦れ合って磨耗します)。このような構造の幅広の原反を用途に合わせて裁断します。裏面のバックコーティングには、静電気を逃がし、滑りをよくして巻き取りのムラを防ぐ働きがあります。

初期のテープ幅は2インチ(約5cm)もありましたが、次第に改良が進み、高密度記録が可能になるとともに装置が小型化されました。記録密度を上げるにはベースが薄いほど、強度を保つにはベースが厚いほど有利です。

kaden_cassette_tapeカセット式オーディオテープのサイズは約11.5×5cm、テープ幅は3.81mmです。VHSテープのサイズは約19×10cm、厚さ25mm、テープ幅は前述の通り1/2インチ(12.7mm)です。テープ両端には透明のリーダーテープがあり、テープエンドは透過する光を検出して自動停止します。

オーディオテープにはトラックが4本、A面とB面それぞれステレオ2(右+左)チャンネルに振り分けています。VHSテープにAB面はありません。

(2)記録と再生の仕組み

磁気ヘッドには記録ヘッド、再生ヘッド、消去ヘッドがあります。記録・再生ヘッドについては、同じものを切り替えて用いることもあります(2ヘッド方式)。

磁気ヘッドはコイルが数ターン巻かれ、一部に2-3μmの狭いギャップ/空隙があるドーナツ状のコア/鉄心です。これは磁気信号の変換器であり、小型の電磁石であり、磁気センサーでもあります。

未使用テープがリールからリールへと送られる途中で記録ヘッドを通過する際、磁気情報に変換された音声記録や動的映像の信号が磁性体に記録されます。磁石として作用していない状態の磁性体に外部から磁界をかけることによって、ある方向に整列させ、磁石として作用させるのですが、このとき、固定されている磁性粉を回すのではなく、信号に合わせてN極とS極の向きを規則的に変化させます。記録された磁気テープを走らせると、再生ヘッドが磁気情報を取り出して音声記録や動的映像の信号に変換します。

磁気ヘッドのコアは、電流を流すと磁石となり、電流を切れば鉄に戻ります。〈磁気テープ〉は、一時磁石と永久磁石の中間の性質を持っているので、記録された情報は何度も再生できますが、新たな磁界を加えることによって再利用もできます。

3 メディアの保存

(1)破損や劣化の要因

アナログ媒体の劣化の要因は、1: 機械的ダメージ、2: 生物学的ダメージ、3: 化学的ダメージに分けて考えることができます。

1: 機械的ダメージ
再生時のキズ、折れ、裂けや絡まり等、主にヘッドに付着した埃やゴミに起因する機材トラブルや、ヘッドの磨耗が考えられます。再生状態にしたままデッキの主電源を切ると、テープがヘッドに押し付けられた状態で停止して傷むことがあります。安価な商品や厚みのないテープはダビングによって質が落ちます。重なっている部分の転写/プリントスルーも起こり得ます。医療機器や家電等の影響による消磁も心配ですが、それより間違って録音ボタンを押してしまわないよう注意しましょう。カセットの誤消去防止ツメを折ると記録できなくなりますが、ツメ部分にセロテープなどを貼れば再び記録できるようになります。

1970年代まで使用されていた6mmのオープンリール(wikimedia)。

1970年代まで使用されていた6mmのオープンリール(wikimedia)。

2: 生物学的ダメージ
高温多湿の気候や手垢・手脂に起因するベースのカビが生じます。たいていはテープの表面に発生しますが、磁性体に入りこむこともあるようです。オープンリールには黒カビが、VHSテープには白い結晶がよく見受けられますが、後者は経年劣化によるものかもしれません。

3: 化学的ダメージ
温度の急激な変化によってテープの伸び縮み、硬化、カーリング、磁性体の剥離等が起こります。最も脆弱なのはバインダーです。とりわけ初期の湿気を吸収すしやすい種類のバインダーは、べとついた状態になり、磁性粉がヘッドに付着します。これを「スティッキーシェッドシンドローム」と呼びます。さらに、アセテート・ベースの「ビネガーシンドローム」も深刻です。テープが劣化してワカメ状になると平らに巻き取ることが難しくなり、突起した部分は傷みやすくなります。熱による変形、帯電防止剤の化学変化による劣化等も考えられます。

磁気テープのベースの見分け方(アセテート or ポリエステル)
映画フィルムの場合、ロールを光にかざして透明なのがポリエステル、透過しないのがアセテートですが、磁気テープの場合はその逆で、透明度があればアセテート、なければポリエステルとされます。映画フィルムより見極めが難しいようです。
(2)適切な取扱いと保存方法

〈磁気テープ〉は涼しく乾燥した環境の清潔な室内に縦置きで保管しましょう。横に置いて保管すると巻きむらが出たり、テープの端が傷むことがあります。適切な温度は摂氏15度前後、湿度は40-60%です。中身を知るヒントになるラベル等、コンテンツ情報を何らかの方法でケースに記載しておくことも重要です。

古いテープが見つかったら目視で確認し、カビが発生しているようなら専門業者にクリーニングを発注しましょう。急に早送りしたり巻き戻したりすると切れることがあります(切断箇所は接着テープでつないで補修します)。

ヘッドや走行系は、綿棒に専用の洗浄液を浸して丁寧に擦ると、それによって埃を付着しづらくする効果も期待できます。磁性面にアルコール類やマーカー等のインクを使用しないこと。また、手を触れないよう注意しましょう。

テープは定期的に巻き直すべきですが、その際、録音機能のない専用のワインダーがあれば安全です。均一な張力で端から端まで止めないで巻き取りましょう。オープンリールの場合、テープの端をリールクリップで固定して保管します。

劣化した磁気テープを救済する方法(テープを乾燥させ、一時的に粘着性を低減させる「ベーキング」等)も研究されています。

〈磁気テープ〉の寿命は機材の寿命にも左右されます。機材を長持ちさせるため、定期的に電源を入れて作動させましょう。古い機材を入手したときは清掃が必要です。

映画保存協会 災害対策部も情報提供を行っていますので、ぜひご覧ください。
>> 被災した家庭用ビデオテープの応急処置ガイド
>> 防災計画(オーディオテープ&ビデオテープ)
>> ビデオテープ保存のファクトシート

おわりに:旧式〈磁気テープ〉の保存は待ったなし!

vodeotape_vhs〈磁気テープ〉の寿命は〈映画フィルム〉ほど長くありません。保管環境が悪ければ30年程度で再生できなくなるとも言われます。早急に何らかの措置を施さないと、膨大な量の記録が失われかねません。

オーストリアの国立フィルム&サウンドアーカイブのキャンペーン「デッドライン2025」は、「2025年までにデジタル化を終えないと大方の磁気記録は失われてしまう」と警告しています。

>> Deadline 2025 Collections at Risk(英語 PDF)

また2019年7月、ユネスコの「みんなのための情報プログラム」は、国際音声・視聴覚アーカイブ協会(IASA)と共同で“Magnetic Tape Alert Project”を開始しました。

>> Magnetic Tape Alert Project(英語)

欧米の「ホームムービーの日」ではビデオテープを対象とする会場も増えています。

旧式の媒体ですから、お手持ちの資料が動的映像用のテープなのか、音声記録用のテープなのか、または、それ以外の用途なのか、そもそも〈磁気テープ〉なのかどうか…… わからないことがあっても無理はありません。お困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

【参考文献】
文部省『学校図書館における図書以外の資料の整理と利用』(文部省 1967)※
高尾正敏『ビデオレコーディングの話:高密度磁気記録と材料技術(ポピュラーサイエンス)』(裳華房 1989)
原田益水『VTRのすべて:磁気記録の原理からデジタルVTRまで(ハイテクブックシリーズ3)』(電波新聞社 1990)
松本光功 他『磁気記録工学』(共立出版株式会社 1990)
記録・記憶技術ハンドブック編集委員会『記録・記憶技術ハンドブック』(丸善 1992)※
社団法人精密工学会『光と磁気の記録技術』(オーム社 1992)
グループU『新ビデオ技術ハンドブック 増補改訂版』(電波新聞社 2001)※
Frederick Wasser. Veni, Vidi, Video: The Hollywood Empire and the VCR(Univ of Texas Press 2002)※
川崎弘二『日本の電子音楽』(愛育社 2006)※
川村俊明「VTR産業技術史の考察と現存資料の状況 History of the Video-Tape Recorder in Japan and the Preservation of (Early) Examples」『国立科学博物館 技術の系統化調査報告 Vol.1』(国立科学博物館 2001)
君塚雅憲「テープレコーダーの技術系統化調査」『国立科学博物館 技術の系統化調査報告 Vol.17』(国立科学博物館 2012)
『日本カセットテープ大全』(辰巳出版 2015)
『カセットテープ コンプリートブック(ステレオ時代 特別編集)』(ネコ・パブリッシング 2017)
『南海 1 特集 VHSの現在』(ロウバジェット 2014)※
Anthony Cocciolo. Moving Image and Sound Collections for Archivists(Society of American Archivists 2017)※
『キーピング・アーカイブズ Keeping Archives』((オーストラリア・アーキビスト協会 2008) >> 日本語版 連載第6-9回
Mike Casey著『FACET: The Field Audio Collection Evaluation Tool: Format Characteristics and Preservation Problems Version 1.0』(インディアナ大学 2007) >> PDF
『IASA-TC 05 Handling and Storage of Audio and Video Carriers』(IASA 2014) >> PDF
『Videotape Identification and Assessment Guide』(Texas Commission on the Arts 2004)

※印の文献は映画保存資料室に所蔵あり。

【参考ウェブサイト】
オランダ国立視聴覚研究所 サウンド&ヴィジョン(The Netherlands Institute for Sound and Vision)(英語)
オーストラリア国立フィルム&サウンドアーカイブ NFSA(英語)
米国 Image Permanence Institute(英語)
TDK 電気と磁気の?館
OpenReel.net
アナログ音源再生計画
ビデオ博物館 株式会社Kプラス

Language: English

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