第12回映画の復元と保存に関するワークショップ プログラム詳細

「第12回映画の復元と保存に関するワークショップ」は約270名(一般=180名、登壇者・関係者・スタッフ=約90名)の皆様とともに3日間の日程を終えました。ご支援、ご参加くださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

主催:「映画の復元と保存に関するワークショップ」実行委員会
おもちゃ映画ミュージアム 一般社団法人京都映画芸術文化研究所・株式会社IMAGICA・株式会社IMAGICAウェスト・NPO法人映画保存協会・株式会社東京現像所・日本映像アーキビストの会(仮称) 呼びかけ人会

協力:公益財団法人川喜多記念映画文化財団・京都府京都文化博物館・一般社団法人記録映画保存センター・神戸映画資料館・国立大学法人電気通信大学・株式会社東京光音・東宝スタジオ

協賛:株式会社足柄製作所・共進倉庫株式会社・コダック合同会社・株式会社資料保存器材・東映ラボ・テック株式会社・富士フイルム株式会社

作成:2017.09.10 最終更新日:2017.10.14

1日目 実習/見学【2017/8/25(金) 13:00~17:00】

(1)東京国立近代美術館フィルムセンター「ノンフィルム資料の保存と修復」
住所:東京都中央区京橋3-7-6
「映画のアーカイビングにおいて、現在注目が高まっている紙資料の取り扱いを主題とします。フィルムセンターの資料収蔵庫・図書室や所蔵資料をご覧いただくとともに、後半ではプロの講師をお招きして資料修復の実習を行い、映画資料に関する多角的な視点を呈示いたします。
*ご参加の方は各自「30cm定規」と「はさみ」をご持参ください」
担当:岡田秀則(東京国立近代美術館フィルムセンター)、資料修復講師:高田かおる氏(株式会社資料保存器材)
共催:東京国立近代美術館フィルムセンター
協力:株式会社資料保存器材

>> 資料保存器材:今日の工房

(2)株式会社IMAGICA東京映像センター「映画のデジタル修復実習」
住所:東京都品川区東五反田2-14-1
「映画のデジタル修復の見学及び体験を予定しております。どんな名画も、フィルムは経年劣化すれば、褪色やキズ、ゆれなどが生じます。それらの症状を最新の技術をもって修復する工程を実際にご体験いただけます。本来の映像を蘇らせるため、デジタル処理だからこそ重要となる考え方や視点をご理解頂ける場をご用意しておりますので、是非ご参加ください」
担当:関口智子(株式会社IMAGICA)

(3)株式会社IMAGICA東京映像センター「あなたの映像をフィルムにしよう!ー手現像と染色体験つきー」
住所:東京都品川区東五反田2-14-1
「100年以上の保存の実績が証明されているフィルム。あなたのスマホやデジタルカメラで撮影した映像を、フィルムレコーディングという手法でフィルム化する仕組みを学んでみませんか。さらには、簡易的な手現像や、戦前の技法である白黒フィルムの染色体験により、フィルムそのものの仕組みについて理解を深める事ができます」
※特別講師として七里圭氏(映画監督)をお招きします。
※ネガ・ポジフィルムとも参加者の皆様にプレゼントします。
※ご自身で撮影された映像データ(60秒間まで)を事前にお送りいただく必要がございます。仕様等の詳細につきましては、実習先決定の通知後に別途ご連絡します。
※携帯電話(旧式)で撮影した映像は不可です。
※映像データ(フィルム)は実習内で使用します。他の参加者の方々にもご覧頂くことになりますので、ご了承下さい。
担当:関口智子(株式会社IMAGICA)

(4)鎌倉市川喜多映画記念館「施設見学+「鎌倉映画地図」探訪」
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目2-12
「映画関連資料を展示している当施設の見学、庭園内にある旧川喜多別邸(旧和辻邸)のご案内、冊子「鎌倉映画地図」をもとに鎌倉探訪のコースで順次まわります。歩きながら、映画資料の収集・展示にいたるプロセス、冊子「鎌倉映画地図」が出来るまでの経緯、川喜多夫妻とフィルム・アーカイブについてなど説明していく予定です。当日は歩きやすい格好でお越しください」
※冊子「鎌倉映画地図」を参加者全員にプレゼントします。
※紙資料以外に、当記念館オリジナル映写玩具の制作プロセスに関しても解説します。
担当:馬場祐輔

(5)株式会社東京光音「ビネガーシンドロームの対策実習」
住所:神奈川県川崎市中原区等々力1-2(川崎市市民ミュージアム)
「多くの映画フィルムは数十年経つと酸っぱい臭いを発して劣化し始めます(ビネガーシンドローム)。低温・低湿度で保管する、または複製するという理想的な対策はありますが、予算が無いため放置されているのが実情ではないでしょうか。この実習ではできるだけ予算をかけずにどこまで酢酸対策ができるのかについて考えます。酸っぱい臭いに困っている人、または映画フィルムの保管に興味がある人を対象としています」
実習カリキュラム:
1.各講師の実践を聞いてみよう
2.フィルム保存庫を見てみよう
3.ビネガー対策の資材・器材を触ってみよう
4.寄贈手続きをしてみよう
5.みんなで対策を話し合ってみよう
講師:鈴木伸和(株式会社東京光音)、森宗厚子(川崎市市民ミュージアム)、島田要(株式会社資料保存器材)、大傍正規(東京国立近代美術館フィルムセンター)
会場:川崎市市民ミュージアム
協力:川崎市市民ミュージアム、株式会社資料保存器材

36910258035_5e9b2eaf4a_z(6)株式会社東京現像所「フィルムワーク体験」
住所:東京都調布市富士見町2-13
「伝統的なフィルムプロセスの体験・見学です。内容は映画用ネガフィルムを使用して、フィルムの編集を体験していただきます。さらにご自身で繋いだフィルムの色補正を行い、その後プリンターでポジフィルムを焼き付ける過程や現像機、映写室を見学することで、映画フィルムの工程を目で見て確かめることができます」
※ネガ・ポジフィルムとも後程参加者の皆様にお渡しします。
担当:渡辺明男(株式会社東京現像所)

(7)東宝スタジオ 「「ゴジラ」「七人の侍」を生んだ東宝スタジオ見学」 ※14時集合
住所:東京都世田谷区成城1-4-1
「1932年(昭和7年)設立以来85年以上にわたり多くの名作を作り続け日本映画を支えてきた東宝スタジオは、約24000坪の広さを有する撮影スタジオです。10の撮影ステージ、日本映画美術の伝統を受け継ぐセット製作、豊富な衣裳・小道具、特殊メイクアップ工房。更にポストプロダクションセンターの2つのダビングステージや録音ステージは、世界最高レベルの音質を誇っています(当日の撮影スケジュールにより見学場所は変更になることもあります)」
担当:渡辺明男(株式会社東京現像所)

2日目 講義【2016/8/26(土) 10:00~18:00】

会場:国立大学法人 電気通信大学B棟202教室
住所:東京都調布市調布ヶ丘1-5-1

10:00-10:10
開会の辞/事務局からの連絡事項

36773387821_03c90ab298_z10:10-11:00
基調講演
「デジタル時代の映画が、いまフィルムから受け継ぐべきこと」
常石史子(フィルムアルヒーフ・オーストリア)

11:00-12:00
基礎講義「映画保存のテクニカルソリューション」
登壇者:株式会社足柄製作所、株式会社IMAGICAウェスト、コダック合同会社、共進倉庫株式会社、株式会社資料保存器材、富士フイルム株式会社

13:15-14:45
セッション1「地域映画~8ミリフィルムの新たな可能性~」
モデレーター:三好大輔(東京藝術大学・株式会社アルプスピクチャーズ)
登壇者:畑中章宏(作家・民俗学者・編集者)、来島修志(日本福祉大学)、澤田誠(名古屋大学環境医学研究所)、須永剛司(東京藝術大学)、川嶋稔夫(はこだて未来大学)

36078885654_89cd0c7712_z15:15-18:45
特別企画「映画資料カンファレンスin 東京」
司会:岡田秀則(東京国立近代美術館フィルムセンター)、馬場祐輔(鎌倉市川喜多映画記念館)
登壇者:井川繭子(松竹大谷図書館)、庭山貴裕(世田谷文学館)、吉江夏子(調布市立図書館)、中村秀之(立教大学 現代心理学部教授)、富居隆之(市川市文学ミュージアム)、松村浩士(江東区古石場文化センター)、市川建美(市川崑記念館)

18:45-19:00
ライトニングトーク

>> ライトニングトーク 2017

19:00-
事務局からの連絡事項/懇親会(電気通信大学B棟ロビー)

3日目 講義【2017/8/27(日) 10:00~19:30】

会場:国立大学法人 電気通信大学B棟202教室
住所:東京都調布市調布ヶ丘1-5-1

10:00-10:10
事務局からの連絡事項

10:10-11:45
セッション2「無声映画 発見-復元-保存-上映!」
モデレーター:柳下美恵(無声映画伴奏者)
登壇者:常石史子(フィルムアルヒーフ・オーストリア)、村川英(城西国際大学)、松戸誠(マツダ映画社)

11:45-12:00
ライトニングトーク

>> ライトニングトーク 2017

13:15-14:45
セッション3「フィルムラボの技術継承~タイミング編~」
モデレーター:三浦和己(東京国立近代美術館フィルムセンター)
登壇者:鈴木美康(東京国立近代美術館フィルムセンター)、郷田真理子(株式会社IMAGICAウェスト)、小泉洋子(株式会社東京現像所)、益森利博(株式会社IMAGICAウェスト)

15:15-16:45
セッション4「旧作宣伝会議!」
モデレーター:高木希世江(日本映像アーキビストの会(仮称)呼びかけ人会)
登壇者:山下泰司(株式会社IMAGICA TV)、鵜澤由紀(松竹ブロードキャスティング株式会社)、内藤由美子(シネマヴェーラ渋谷・支配人)

16:45-17:15
実習報告会
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17:15-17:45
閉会の辞
太田米男(おもちゃ映画ミュージアム 一般社団法人京都映画芸術文化研究所)
集合写真撮影

18:00-17:40
上映会(東京現像所)
※上映会は要事前申し込み

>> アンケート集計結果
>> 画像

上映作品

●E.A.デュポン監督『ヴァリエテ』(1925)日本語字幕付、部分上映
提供:フィルムアルヒーフ・オーストリア
紹介者:常石史子(フィルムアルヒーフ・オーストリア)
演奏:柳下美恵

●『川口消防組』、『日本油勝會盃事 血盟式實況 昭和6年4月5日』
提供:神戸映画資料館
紹介者:田中範子(神戸映画資料館)
演奏:柳下美恵

●大分県竹田市の地域映画「竹8シネマプロジェクト」の予告
提供:アルプスピクチャーズ
紹介者:三好大輔(東京芸大/アルプスピクチャーズ)

●小津安二郎監督『東京物語』(1953)4K復元版 部分上映
提供:松竹株式会社
紹介者:新井陽子(株式会社IMAGICA)

●CINEMA Digプロジェクト紹介、土井通芳監督『嫉妬』(1962)部分上映
提供:株式会社KADOKAWA
紹介者:五影雅和(株式会社KADOKAWA)

●佐藤純弥監督『新幹線大爆破』(1975)部分上映
提供:株式会社東映
紹介者:椎原史隆(東映ラボ・テック株式会社)

●七里圭監督『To the light 1.0』(2014)、『To the light 3.0(仮)』(2017)
提供:七里圭(映画監督)
紹介者:郷田真理子

>> 「第12回映画の復元と保存に関するワークショップ」アンケート集計結果
>> 「第11回映画の復元と保存に関するワークショップ」開催概要

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