「第13回映画の復元と保存に関するワークショップ」は約163名(一般=106名、登壇者・関係者・スタッフ=57名)の皆様とともに3日間の日程を終えました。ご支援、ご参加くださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
主催:「映画の復元と保存に関するワークショップ」実行委員会=おもちゃ映画ミュージアム 一般社団法人京都映画芸術文化研究所、京都府京都文化博物館、プラネット映画資料図書館、神戸映画資料館、NPO法人映画保存協会、日本映画テレビ技術協会京都支部
協力:京都府、日本映像アーキビストの会(仮称)呼びかけ人会、株式会社IMAGICA、株式会社IMAGICAウェスト、東映株式会社京都撮影所、株式会社東映京都スタジオ、東映ラボ・テック株式会社、株式会社吉岡映像、株式会社松竹撮影所、株式会社東京現像所、五常法律会計事務所、京都クロスメディア推進戦略拠点(KCROP)、映像Sプロジェクト、株式会社けいはんな、一般社団法人記録映画保存センター、“みんなごと”のまちづくり推進事業「まちづくり・お宝バンク」、国立民族学博物館、国立映画アーカイブ(順不同)
協賛:株式会社足柄製作所、株式会社東京光音、株式会社グッド・ジョブ社
(1)京都府京都文化博物館「サイレントフィルムからDCPまで 映写ワークショップ」参加者数 5名
担当:森脇清隆(京都文化博物館)
(2)株式会社IMAGICAウェスト「フィルムの現像と取り扱い方法」参加者数 20名
担当:益森利博・伊藤諒司・堀内藍・上田響子(株式会社IMAGICAウェスト)
(3)松竹撮影所株式会社・東映株式会社京都撮影所「時代劇の聖地・太秦 撮影所見学」参加者数 13名
担当:永島聡(松竹撮影所)、横山真一(東映京都撮影所)、木村立哉(東映京都スタジオ)
(4)国立民族博物館「みんぱく」の概要と映像保存施設の見学 参加者数 20名
担当:太田米男(おもちゃ映画ミュージアム)、園田直子・奥村泰之(国立民族学博物館)
(5)神戸映画資料館 資料見学と新開地の映画館を訪ねる 参加者数 6名
担当:安井喜雄・田中範子・田中晋平(神戸映画資料館館長)
(6)株式会社吉岡映像 小型映画の修復ワークショップと映画ゆかりの北野界隈散策 参加者数 5名
担当:吉岡博行・三谷悠華・山田亜矢子(株式会社吉岡映像)
(7)関西文化学術研究都市 けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)・国立国会図書館関西館・けいはんなプラザ見学 参加者数 11名
担当:太田文代(おもちゃ映画ミュージアム)
会場:京都府京都文化博物館 フィルムシアター
基調講演
「国立映画アーカイブの発足と今後の展望」
入江良郎(国立映画アーカイブ学芸課長)
「京都府アーカイブ人材育成事業--映画フィルム復元のデジタル職人を京都から」
須田建太郎(京都府商工労働観光部ものづくり振興課)、森脇清隆(京都文化博物館)
「日本の保存フィルムが危ない! 〜劣化が進む保存フィルムの現状と今必要な事〜」
椎原史隆(東映ラボ・テック株式会社)
「映画・映像のパブリック・ドメインについて」
数藤雅彦(五常法律会計事務所)
特別企画 映画「まわる映写機めぐる人生」完成披露上映(110分 監督 森田恵子)
ライトニングトーク(前半)
・立命館大学アート・リサーチセンター「目玉の松ちゃん・尾上松之助 活動写真デジタル資料 館」の開設について
松野吉孝/尾上松之助遺品保存会
・所有フィルムから皇室記録映像のご紹介
関根響一/株式会社キュー・テック
・映画修復手法を用いた文化財ならびに写真分野における学会報告
千陽裕美子/株式会社IMAGICA
・国際博物館会議 京都大会(ICOM KYOTO 2019)とAVICOMについて
石原香絵/NPO法人映画保存協会
・フィルムの情報をデジタルに置き換え、どうやって後世に残すか
小倉幸夫/株式会社グッド・ジョブ
・「視聴覚」アーキビストの養成--マラウイ共和国の事例--
鈴木伸和/株式会社東京光音
・TACフイルムにおける劣化と未劣化の相違点
大澤一輝/株式会社足柄製作所
懇親会(98名参加)
会場:京都府京都文化博物館 フィルムシアター
トークセッション「映像アーキビスト養成の現状共有(関西篇)」
モデレーター:川村健一郎(立命館大学)
登壇者:板倉史明(神戸大学)、水島久光(東海大学)、とちぎあきら(日本映像アーキビストの会(仮称)呼びかけ人会)
ライトニングトーク(後半)
・映像回想法、はじめの一歩
高橋克三/国際平和映像祭
・滋賀県における地域映像発掘プロジェクトの紹介
大原歩/成安造形大学付属近江学研究所、おうみ映像ラボ
・京都太秦の時代劇を再興するために 〜オーラルヒストリーを用いた継承〜
辻俊成/立命館大学映像学部
・新国劇の映像社会学
羽鳥隆英/新潟大学
・無声映画の上映ー楽士の視点から
鳥飼りょう/サイレント映画演奏家
・フィルム・アーカイヴのオンライン公開とその意義 〜韓国における教育と製作現場のケーススタディ
西谷郁/西南学院大学
・神戸映画資料館のフィルム調査事業の近況報告
田中範子・衣川太一/神戸映画資料館
「ラボの最新修復技術の報告」
「地域の映像アーカイブの現状と課題」
原田健一(新潟大学)、北村順生(立命館大学)
「『京都ニュース』の保存と活用について」
太田米男(おもちゃ映画ミュージアム 一般社団法人京都映画芸術文化研究所)
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