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コレクティフ・アジア トーク&レクチャー公開

「コレクティフ・アジア」は、日本の映画保存協会、ヤヤサン・チプタ・チトラ・インドネシア、そしてタイ・フィルムアーカイブ(公共機構)が国際交流基金アジアセンターの「アジア・文化創造協働助成」を受け、2021年春に立ち上げた無料オンライン配信事業です。

初年度は、4月から9月まで計6プログラムを無料でお届けしましたが、毎回ゲストをお招きして作品について語っていただいた「トーク」と、講師をお招きして作品の背景を深く掘り下げていただいた「レクチャー」につきましては、以下からご覧いただけます。ぜひお楽しみください。

>> KOLEKTIF ASIA – Talks & Lectures Directory

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コレクティフ・アジア オンライン・レクチャー

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第6回

「アジア文化における視覚芸術説明文化の考察」

【日時】
2021年9月30日(木)  日本時間21:00〜

【講師】

片岡一郎(活動写真弁士)

プロフィール:2002年に澤登翠に入門。総演目数は約350作品。18ヶ国で公演。行定勲『春の雪』や大河ドラマ『いだてん』に出演。周防正行『カツベン!』では出演、実技指導、時代考証を担当。2020年、活動写真弁士の歴史をまとめた『活動写真弁史』を刊行した。ロストフィルムの発掘にも尽力し『忠臣蔵』『Our Pet』などを発見した。

【モデレーター】
碓井千鶴(日本担当キュレーター)

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第5回

「ラット・ペスタニーによる”タイらしさ”から”国際標準”へ」

【日時】
2021年8月26日(木)  日本時間21:00〜

【講師】

プッタポン・ジアムラッタンユー(タイ・フィルムアーカイブ[公共機構]プログラマー)

プロフィール:しばしお待ちください。

【モデレーター】
サンチャイ・チョーティロットセラニー(タイ担当キュレーター)

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第4回

「イメージとメディア--「震災」をアーカイブする」

【日時】
2021年7月29日(木)  日本時間21:00〜

【講師】

高森 順子(社会心理学者/阪神大震災を記録し続ける会)

プロフィール:1984年神戸市生まれ。愛知淑徳大学助教。専門はグループ・ダイナミックス。2010年より阪神・淡路大震災の手記集制作を行う「阪神大震災を記録しつづける会」事務局長。2014年に井植文化賞(報道出版部門)受賞。2011年より3年間、「人と防災未来センター」において災害資料を収集、保存、公開、展示する実務を担当。被災体験の分有の場の創出に関するアクションリサーチを継続している。

【モデレーター】
碓井千鶴(日本ア担当キュレーター)

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第3回

「インドネシアの戦後世代の若者が抱えるトラウマ」

【日時】
2021年6月22日(火) 日本時間21:00〜

【講師】

エリザベス・クリスティ・ブルワンダリ(インドネシア大学)

プロフィール:インドネシア大学で哲学の博士号を取得した心理学者。専門は暴力の心理学、トラウマへの介入、コミュニティ開発、ジェンダー研究等。『Asian Journal of Women’s Studies』の編集委員でもある。編書に『Indonesian Women in a Changing Society』(梨花女子大学校プレス 2005)がある。

【モデレーター】
リサボナ・ラフマン(インドネシア担当キュレーター)

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第2回

「ロヒンギャ」

【日時】
2021年5月27日(木) 日本時間21:00〜

【講師】

ラリータ・ハンウォン(カセサート大学)

プロフィール:カセサート大学社会学部歴史学科准教授。ミャンマーの現代史を専門とし、とりわけポスト・コロニアル時代、それが現代の政治、経済、社会の状況に及ぼす影響、少数民族との関係性について研究している。ティチョン新聞に「Thailand Meets Burma」というコラムを連載しているほか、数々のウェブメディアでも記事を執筆している。

【モデレーター】
サンチャイ・チョーティロットセラニー(タイ担当キュレーター)

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第1回

「愛とセクシュアリティ:現代インドネシアから」

【日時】
2021年4月29日(木) 日本時間21:00〜

【講師】

フェルディアンシャ・タジブ(KUNCI Cultural Studies Center)

プロフィール:2020年、ベルリン自由大学で博士号取得。現在インドネシアのジョグジャカルタに拠点を置く学際的研究集団「KUNCI Study Forum & Collective」の一員として活動する研究者/教育者。日常生活におけるクィア・モードの持続と感情のもつれの形態に関心を寄せている。

【モデレーター】
リサボナ・ラフマン(インドネシア担当キュレーター)

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コレクティフ・アジア 上映会+トーク

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第6回

「日本の無声映画」

【日時】
2021年9月23日(木)  日本時間21:00〜

【上映作品(Eventive)】

印南弘監督
『黄金の弾丸』[不完全、染色版](1927)91分

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鉱山王の老人が「黄金の弾丸」によって射殺された。真相究明に乗り出した私立探偵・猪俣と怪盗「愛の賊」の勝負の行方は…
活動写真弁士:大森くみこ、ピアニスト:天宮遥

【トークゲスト(Zoom)】
田中範子(神戸映画資料館支配人)

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第5回

「タイ古典映画」

【日時】
2021年8月19日(木)  日本時間21:00〜

【上映作品(Eventive)】

ラット・ペスタニー監督
『黒いシルク』[デジタル復元版](1961)119分

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未亡人プラエは常に黒を身に纏って喪に服し、地元の寺院に通うことに慰めを見いだしていたが、ナイトクラブで働くボスに忠実な男トムと出会ったばかりに保険金詐欺等の犯罪に巻き込まれ、自分や一人娘の命を危険に晒してしまう。 本作はタイ初のカラー・シネマスコープ作品として1961年にベルリン国際映画祭に出品され、2020年に完成したデジタル復元版はカンヌ国際映画祭で上映された。

【トークゲスト(Zoom)】
チャリダー・ウアバムルンジット(タイ・フィルムアーカイブ[公共機構]ディレクター)

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第4回

「現代日本映画」

【日時】
2021年7月22日(木)  日本時間21:00〜

【上映作品(Eventive)】

小森はるか+瀬尾夏美監督
『二重のまち/交代地のうたを編む』(2019)79分

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陸前高田を訪れる4人の旅人。彼らはまだ若く、2011年のあの日の出来事から空間的にも時間的にも、遠く離れた場所からやって来た。大津波にさらわれたかつてのまちのことも、嵩上げ工事の後につくられた新しいまちのことも知らない。旅人たちは、その風景の中で、人びとの声に耳を傾け、対話を重ねる。そして、物語「二重のまち」を朗読する。

【トークゲスト(Zoom)】
小森はるか+瀬尾夏美監督
映像作家の小森はるかと画家で作家の瀬尾夏美によるアートユニット。2011年4月に、ボランティアとして東北沿岸地域を訪れたことをきっかけに活動を開始。翌 2012年、岩手県陸前高田に拠点を移し、人々の語り、暮らし、風景の記録をテーマに制作を続ける。2015年仙台にて、東北で活動する仲間とともに、記録を受け渡すための表現をつくる組織「一般社団法人 NOOK」を設立。

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第3回

「インドネシアの古典映画」

【日時】
2021年6月17日(木) 日本時間21:00〜

【上映作品(Eventive)】

ウスマル・イスマイル監督
『外出禁止令のあとで』(1954)[デジタル復元版]105分

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ゲリラ部隊に所属した後、戦後インドネシア社会の都会の生活に戻ろうと奮闘する青年の24時間を描写する。2012年に国際協力によりデジタル復元され、カンヌ国際映画祭を皮切りに全世界で上映された作品(日本では2016年の東京国際映画祭で上映)。コレクティフ・アジアではウスマル・イスマイル監督生誕100周年を祝って再上映する。

【トークゲスト(Zoom)】
インタン・パラマディータ(マッコーリー大学/Association for Southeast Asian Cinemas Conference, ASEACC)

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第2回

「現代タイ映画」

【日時】
2021年5月20日(木) 日本時間21:00〜

【上映作品(Eventive)】

プッティポン・アルーンペン監督
『マンタレイ Manta Ray』(2018)108分

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幾千人ものロヒンギャ難民が溺死したという海に面したタイの村。森の中で倒れている男を発見した村の漁師は、家に連れ帰り手当てをする。意識を取り戻しても言葉を発しない男をトンチャイと名付け友情を育んでいた猟師は、しかしある日突然姿を消した。トンチャイは友人だった漁師に成り代わるかのように漁師の家や仕事を引継ぎ、そして漁師の昔の妻までも……

【トークゲスト(Zoom)】
プッティポン・アルーンペン監督

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第1回

「現代インドネシア短編集」

【日時】
2021年4月22日(木) 日本時間21:00〜

【上映作品(Eventive)】

ルッキー・クスワンディ監督
『虎の威を借る狐 The Fox Exploits the Tiger’s Might』(2015)24分

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舞台は軍事基地のある閉塞感に満ちた田舎街。プレティーンの少年たちが自身のセクシュアリティや権力と性の関係性にめざめていく。

カミラ・アンディニ監督
『ディアナを見つめて Following Diana』(2015)39分

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幼い息子の世話に追われ、日々を過ごすディアナ。ある晩、夫から突然、チャートでもう一つの家庭を持つ案を告げられる。苦悩するディアナだったが……

ヨセプ・アンギ・ヌン監督
『ラブ・ストーリー・ノット Love Story Not』(2015)30分

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出自の異なる二人の娼婦、ニンとマルタ。二人ともお金目当てのエリックに恋して騙されてしまうが、エリックに仕返しすべく、ある決意をする。

【トークゲスト(Zoom)】
ルッキー・クスワンディ監督

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コレクティフ・アジア開始のお知らせ

コレクティフ・アジア Kolektif ASIA(無料オンライン配信事業)を開始いたします。
2021年4月から9月まで、インドネシア、日本、タイ 3カ国のキュレーターが計6プログラム=上映+トーク&レクチャーをお届けします。
ぜひご注目ください!

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「ホームムービーデイ&ナイト」続報

(第1回)ホームムービーデイ&ナイト 24時間マラソン

24HrHomeMovieMarathon-LogoSM-300x300Home Movie Day and Night: The 24-Hour Marathon

CHMでは2019年10月27日、協定世界時の正午(日本時間の夜9時)から24のタイムゾーンごとに1時間、計24時間を通してホームムービーをウェブ配信します。詳しくはこちらの国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF)のウェブサイトをご覧ください。

"Home Movie Day and Night: The 24-Hour Home Movie Marathon": Asian Home Movies compilation from Center for Home Movies on Vimeo.

なお、日本はタイムゾーン(UTC+9)の1時間のうち30分を担当する予定です。残りの30分は韓国の映像で構成されます。

日時:
2019年10月27日(ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」)の24時間 *日本時間では27日夜9時台から28日の夜8時台にかけてです。韓国や日本のタイムゾーンのフッテージは日本時間の正午に配信される予定です。
テーマ:
「People & Places: Home Movies of Where We Live」
対象となるホームムービー:
伝統的な衣食住、地域特有の祝祭や儀式、観光名所、街角の風景、移民たちのコミュニティ、農場・工場・商店等で働く人々の姿などが記録された、コミュニティのつながりを強く印象付ける内容のアマチュアフッテージ
主催:
NPOホームムービー・センター(CHM)

(日本のタイムゾーン)
映像提供:沖繩アーカイブ研究所、NPO法人映画保存協会-文京映像史料館、神戸映画資料館

>> Home Movie Day (Official)
>> ホームムービーの日
>> ホームムービーの日 最新ニュース

「ホームムービーデイ&ナイト」速報

(第1回)ホームムービーデイ&ナイト
24時間ホームムービーマラソン

Home Movie Day and Night: The 24-Hour Home Movie Marathon

CHMでは2019年10月27日、24のタイムゾーンごとに1時間、計24時間を通してホームムービーをウェブ配信することになりました。現在、参加・協力者を募集しています。とっておきのホームムービーを提供したい、デジタル化したい、編集したい、このプロジェクトに寄付したい、宣伝したい、もっと詳しく知りたい個人/団体の皆様は、CHM(24hours@homemovieday.com)までご一報ください。

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なお、日本は今のところマラソン開始から4時間後にはじまる1時間を担当する予定です。このタイムゾーン(UTC+9)の該当地域は日本全域(JST)のほか、韓国、北朝鮮、パラオ、東ティモール、ロシアのヤクーツク時間、そしてインドネシアのマルク諸島、パプア等、東部標準時のエリアです。日本語でのお問い合わせは映画保存協会が承ります(hmd@filmpres.org)。

日時:
2019年10月27日(ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」)の24時間
テーマ:
「People & Places: Home Movies of Where We Live」
対象となるホームムービー:
伝統的な衣食住、地域特有の祝祭や儀式、観光名所、街角の風景、移民たちのコミュニティ、農場・工場・商店等で働く人々の姿などが記録された、コミュニティのつながりを強く印象付ける内容のアマチュアフッテージ
主催:
NPOホームムービー・センター(CHM)

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