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「光影流年―アジアの映画保存」に第10〜12回を追加

「光影流年―アジアの映画保存」では、アジアの映画保存事情をお伝えしています。今回は月刊メールマガジン『メルマガFPS』に連載中の「光影流年―中国映画保存報告」より、第10回から第12回までを公開しました。2014年の年末から2015年の春にかけて中国の香港、北京、そして台湾の台南から届いた以下3件のニュースをご紹介しています。北京の「中国電影資料館」を支援する中国映画基金会や、台湾で視聴覚アーキビストを養成する台南芸術大学・音響映像資料保存センターなど、気になる組織の比較的新しい情報を得ることができますので、ぜひご一読ください。

第12回 広東語映画が記録する香港歴史の空白
第11回 古い映画100作品を寄贈 台南芸術大学が定期上映へ
第10回 古い映画フィルムの修復:クラシック映画を再び銀幕へ

なお、2018年夏に第13〜15回を追加の予定です。

>> 光影流年―アジアの映画保存

BS-TBS「三宅裕司の昭和お宝フィルム大発掘」

2018年2月9日(金)夜7:00- BS-TBSの番組「三宅裕司の昭和お宝フィルム大発掘」にて、文京映像史料館や「ホームムービーの日」今年の一本DVDに収録した映像が使用されるかもしれません。ぜひご覧ください。

>> 文京映像史料館
>> ホームムービーの日 映像資料
>> 三宅裕司の昭和お宝フィルム大発掘

[訃報]栗本百合子氏

美術家の栗本百合子氏が2017年12月23日に他界されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

栗本百合子氏の撮影された8mmフィルム「冬の光景」(1970)はCHMの「Living Room Cinema: Films From Home Movie Day, Vol. 1」に、「non-title」(1972)はFPSの「ホームムービーの日 日本篇 2012-2013」に収録されています。

1933年に建てられた愛知県一宮市の旧尾西繊維協会ビル(現Re-TAiL、一宮駅から徒歩3分)地階に栗本氏の最新作/現存する唯一の作品「heating room」があります。

>> 第11回ホームムービーの日報告
>> Living Room Cinema: Films From Home Movie Day, Vol. 1
>> Re-TAiL(リテイル)

「ジャーナル紹介」を更新(AMIA)

AMIAジャーナル「The Moving Image 33号」(Volume 17 – Issue 1 2017年春)がようやく届きましたので追加しました。刊行が大幅に遅れているAMIAジャーナル、今号は論文6本(半分はデイヴィッド・シェパードを偲ぶ記事)、研究ノート2本、書評5本が掲載されています。

興味深いのはアフガニスタン・フィルムアーカイブの再建を記録したドキュメンタリー映画『Flickering Truth』のピエトラ・ブレットケリー監督インタビュー記事です。ジャーナル表紙にもアフガニスタン映画のフィルムが散乱する痛々しい画像が使用されています。

>> ジャーナル紹介

「ジャーナル紹介」を更新(FIAF)

FIAF Journal 97号(2017年10月)を追加しました。

今号はFIAF賞を受賞したクリストファー・ノーラン監督の受賞スピーチの採録、シネマテークフランセーズで開催された第2回FIAFウィンタースクールの報告のほか、ロンドンのシネマミュージアムや、英国に8つある地域映像アーカイブの一つ、マンチェスターのノースウェスト・フィルムアーカイブの活動紹介も掲載されています。目録作業やメタデータに関する論考も3本あります。ほとんどが欧米の記事で占められる中、アジアからは唯一、ベトナム映画協会が投稿しています。

>> ジャーナル紹介(FIAF)