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インタビュー記事「サンチャイさんに聞く タイの映画保存とアート・シネマの現在」を掲載

映画研究者の中村紀彦さん(神戸大学大学院)は、2017年11月3日から一ヶ月ほどタイ・バンコク郊外のサラヤにあるフィルムアーカイブに通い、タイ映画およびアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の調査研究をされました。その際、あらゆる申請許可や調査の補助をおこなってくれたのが、副館長のサンチャイ・チョーティロットセラニー(Sanchai Chotirosseranee)さんだったそうです。本稿は、中村さんによるサンチャイさんのインタビューです。

実に10年ぶりのインタビュー記事の掲載になりますので、ぜひご一読ください。英語版もございます。

>> サンチャイさんに聞く タイの映画保存とアート・シネマの現在
>> インタビュー

*なお、タイの映画保存に関しては以下の古い記事もぜひご覧ください。

>> ある国の情熱と夢:タイ・フィルムアーカイブの30年(2015年)
>> 第14回SEAPAVAAバンコク会議報告(2010年)
>> SEAPAVAAバンコク会議 体験記(2010年)
>> ボランティア・プロジェクト:タイ国立フィルムアーカイブにて(2005年)

「光影流年―アジアの映画保存」に第10〜12回を追加

「光影流年―アジアの映画保存」では、アジアの映画保存事情をお伝えしています。今回は月刊メールマガジン『メルマガFPS』に連載中の「光影流年―中国映画保存報告」より、第10回から第12回までを公開しました。2014年の年末から2015年の春にかけて中国の香港、北京、そして台湾の台南から届いた以下3件のニュースをご紹介しています。北京の「中国電影資料館」を支援する中国映画基金会や、台湾で視聴覚アーキビストを養成する台南芸術大学・音響映像資料保存センターなど、気になる組織の比較的新しい情報を得ることができますので、ぜひご一読ください。

第12回 広東語映画が記録する香港歴史の空白
第11回 古い映画100作品を寄贈 台南芸術大学が定期上映へ
第10回 古い映画フィルムの修復:クラシック映画を再び銀幕へ

なお、2018年夏に第13〜15回を追加の予定です。

>> 光影流年―アジアの映画保存

「光影流年―アジアの映画保存」に第7〜9回を追加

「光影流年―アジアの映画保存」では、アジアの映画保存事情をお伝えしています。今回は月刊メールマガジン『メルマガFPS』に連載中の「光影流年―中国映画保存報告」より、第7回から第9回までを公開しました。
2014年の秋から冬にかけて中国メディアが報道した以下3件のニュースの中で、第8回と第9回はいずれもプライベートコレクションに基づいた映画博物館の誕生を伝える内容です。3年前の記事のため、新しい情報も加えました。ぜひご一読ください。

第9回 山西省で放送上映機材を展示
第8回 崔永元のプライベートコレクションが展示館に
第7回 大渡口地区映画館が完成 数万本の映画は無料リクエスト

なお、2017年の年末までに第10〜12回を追加の予定です。

>> 光影流年―アジアの映画保存

「光影流年―アジアの映画保存」に第4〜6回を追加

「光影流年―アジアの映画保存」では、アジアの映画保存事情をお伝えしています。今回は月刊メールマガジン『メルマガFPS』に連載中の「光影流年―中国映画保存報告」より、第4回から第6回までを公開しました。
2014年の夏から秋にかけて中国メディアが報道した以下3件のニュースからは、映画の急激なデジタル化を経て、中国国内にも映画フィルムや映写機の救済に奔走する人たちの弛まぬ努力があること、また旧作上映の機会を開拓することで映画フィルムとその周辺文化を残していこうという動きがあることを教えてくれます。大連や常州に映画博物館はできるのか、若き王さんの映写機コレクションは今も無事なのか、中国版「午前十時の映画祭」、「カムバック・クラシック映画」は順調に続いているのか…… 後日談も気になるところです。

第6回 時を刻む「フィルムの記憶」
第5回 85世代の若者が古い映画3,000本をコレクション
第4回 クラシック映画はいかにして戻ってくるのか

なお、2017年春までに第7〜9回を追加の予定です。

>> 光影流年―アジアの映画保存

プロジェクトに「光影流年―アジアの映画保存」を追加

「光影流年―アジアの映画保存/ Film Archiving in ASIA」では、アジアの映画保存事情をお伝えしていく予定です。まずは月刊メールマガジン『メルマガFPS』に連載中の「光影流年―中国映画保存報告」より、第1回から第3回までを公表しました。
商業的な復元とその話題性への期待、FIAFの原則に基づく非営利の復元、フィルムアーカイブや現像所の国際的な連携、ノンフィルム資料の果たす役割、そして映画祭というお披露目の場の重要性……2013年から2014年にかけて中国の雑誌に掲載された以下3件の記事は、中国映画の復元を扱っているようでいて、実は国際的な広がりを持つフィルムアーカイブ活動のダイナミズムを伝えてくれます。

第1回 映画復元師:オールドフィルムを新ビジネスに
第2回 ハードディスクの中の映画は100年保たず:古い映画の修復物語
第3回 4K版『舞台姐妹』:国産映画復元のマイルストーン

なお、秋以降に第4回から第6回までを追加の予定です。

>> 光影流年―アジアの映画保存

「ある国の情熱と夢:タイ・フィルムアーカイブの30年」を公開

翻訳および掲載を許可してくださった著者のチャリダー・ウアバムルンジット氏(タイ・フィルムアーカイブ)およびFIAF事務局のクリストフ・デュパン氏に心より感謝いたします。

Journal of Film Preservation 92号(#92 2015年10月)
A Nation’s Passion and Dreams: Thirty Years of the Thai Film Archive
Chalida Uabumrungjit

>> ある国の情熱と夢:タイ・フィルムアーカイブの30年