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コレクティフ・アジア 日本プログラム

日本のプログラムが決定しました。第4回(7月)は「現代日本映画」、そして今年度のコレクティフ・アジア最終回となる第6回(9月)は「日本の無声映画」をお届けします。どうぞご期待ください!

*テーマや講師は予告なく変更になる場合があります。
*何れの配信も無料ですが事前予約が必要です(先着100名限定)。以下のコレクティフ・アジア公式ウェブサイトからお申し込みください。
*現在7月のプログラムのみご予約を受付中です。
>> コレクティフ・アジア kolektif ASIA

コレクティフ・アジア 上映&トーク

第4回「現代日本映画」

【日時】 2021年7月22日(木) 日本時間21:00〜

【上映作品(Eventive)】 小森はるか+瀬尾夏美監督

『二重のまち/交代地のうたを編む』(2019)79分

陸前高田を訪れる4人の旅人。彼らはまだ若く、2011年のあの日の出来事から空間的にも時間的にも、遠く離れた場所からやって来た。大津波にさらわれたかつてのまちのことも、嵩上げ工事の後につくられた新しいまちのことも知らない。旅人たちは、その風景の中で、人びとの声に耳を傾け、対話を重ねる。そして、物語「二重のまち」を朗読する。

【トークゲスト(Zoom)】 小森はるか+瀬尾夏美監督
映像作家の小森はるかと画家で作家の瀬尾夏美によるアートユニット。2011年4月に、ボランティアとして東北沿岸地域を訪れたことをきっかけに活動を開始。翌 2012年、岩手県陸前高田に拠点を移し、人々の語り、暮らし、風景の記録をテーマに制作を続ける。2015年仙台にて、東北で活動する仲間とともに、記録を受け渡すための表現をつくる組織「一般社団法人 NOOK」を設立。

>> 映画『二重のまち/交代地のうたを編む』公式サイト

第6回「日本の無声映画」

【日時】 2021年9月23日(木) 日本時間21:00〜

【上映作品(Eventive)】 印南弘監督

『黄金の弾丸』[不完全、染色版](1927)91分

鉱山王の老人が「黄金の弾丸」によって射殺された。真相究明に乗り出した私立探偵・猪俣と怪盗「愛の賊」の勝負の行方は…

画像提供:神戸映画資料館

画像提供:神戸映画資料館

関東大震災以後、阪神間の各地に映画撮影所が生まれ、ハイカラな都市イメージを背景として現代劇が盛んに作られた。しかし当時のフィルムはほとんど残っていない。それだけに貴重な本作は、東亜キネマ甲陽園撮影所で製作された無声映画の黄金時代の探偵活劇であり、旧居留地跡でのカーチェイスや神戸港でのラストシーンなど大正末期の神戸の風景を堪能できる。神戸映画資料館所蔵の染色版(全7巻のうち第5巻が欠落)を国立近代美術館フィルムセンター(現国立映画アーカイブ)が2003年に復元。コレクティフ・アジアではインタータイトルだけでなく説明台本にも字幕(英語、タイ語、インドネシア語)を付す。

大森くみこ(活動写真弁士)
プロフィール:国内外の映画祭、無声映画上映会、寄席等に出演。2019年にはロサンゼルスで行われた「The Art of the Benshi」にて活弁を行い、スタンディングオベーションの喝采を博す。TV・ラジオパーソナリティー、ナレーターとしても活躍。おじさんから可憐な少女まで幅広いキャラクターづくりが持ち味。

天宮遥(ピアニスト)
プロフィール:日本で希少なサイレント映画伴奏ピアニストとして、映画祭や上映会に出演。スクリーンの映像を見ながら作品を彩る即興演奏には定評があり、コメディーからシリアスな作品まで幅広く伴奏を手掛けている。「黄金の弾丸」の舞台、神戸出身。

【トークゲスト(Zoom)】 田中範子(神戸映画資料館 支配人)
プロフィール:大阪出身。映画祭スタッフや映写技師等を経て、2007年の神戸映画資料館開館より支配人を務める。併設シアターの上映企画のほか、神戸映像アーカイブ実行委員会のとして神戸発掘映画祭の実施や市民参加型のフィルムアーカイブ活動に取り組む。2019年に安井喜雄館長とともにNPO法人を立ち上げ所蔵資料の調査・活用を進めている。

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コレクティフ・アジア レクチャー

第4回「現代日本映画」

「イメージとメディア--「震災」をアーカイブする」

【日時】 2021年7月29日(木) 日本時間21:00〜

【講師】 高森順子(社会心理学者/阪神大震災を記録し続ける会)
プロフィール:1984年神戸市生まれ。社会心理学者、愛知淑徳大学助教。専門はグループ・ダイナミックス。2010年より阪神・淡路大震災の手記集制作を行う「阪神大震災を記録しつづける会」事務局長。2014年に井植文化賞(報道出版部門)受賞。2011年より3年間、「人と防災未来センター」において災害資料を収集、保存、公開、展示する実務を担当。被災体験の分有の場の創出に関するアクションリサーチを継続している。

第6回「日本の無声映画」

「アジア文化における視覚芸術説明文化の考察」

【日時】 2021年9月30日(木) 日本時間21:00〜

【講師】 片岡一郎(活動写真弁士)
プロフィール:2002年に澤登翠に入門。総演目数は約350作品。18ヶ国で公演。行定勲『春の雪』や大河ドラマ『いだてん』に出演。周防正行『カツベン!』では出演、実技指導、時代考証を担当。2020年、活動写真弁士の歴史をまとめた『活動写真弁史』を刊行した。ロストフィルムの発掘にも尽力し『忠臣蔵』『Our Pet』などを発見した。

>> コレクティフ・アジア オンライン・レクチャー

映画フィルムの「エッジコード」と「劣化5段階」を掲載

日本語版を2010年からPDFで公開している『フィルム保存入門:公文書館・図書館・博物館のための基本原則』(NFPF 2004)より、何度かお問い合わせをいただいている二つの情報:「エッジコード」と「劣化5段階」を抜き出しました。

>> 映画フィルムのエッジコード表(NFPF)
>> 映画フィルムの劣化5段階(NFPF)
>> 『フィルム保存入門:公文書館・図書館・博物館のための基本原則』

ホームムービーの日 in 東京府中 オンライン上映会

“「ホームムービーの日 in 東京府中」は、府中市の片隅で映写機をカタカタと鳴らしながら、昭和の風景が映った8mmフィルムを鑑賞する無料上映会です。毎年1〜2回のペースでのんびり活動してきました。
昨年、4月に予定していた上映会はコロナによって中止しました。しかし代わりにオンラインイベントに参加する機会に恵まれました。そこにはモニター上にフィルム映像と参加者の笑顔が並ぶ、密な「場」が生まれました。
そして今回、想いがつながって、独自のオンラインイベントを開催することになりました。
オンラインだからこそ遠方の方もご参加いただける企画です。
ホームムービーを愛する皆さま、東京府中だけでなく全国各地からのご参加大歓迎です!!”

【日時】2021年4月17日(土)14:30〜16:00
【参加費】無料
【形式】オンライン形式(ZOOM) 定員90名
【お申し込み方法】
予約制。こちらの登録フォームからお申し込みください。
https://forms.gle/7YotVdseJnewAPaA9
*FBの参加登録だけでは完了しません。
*途中参加・退室も歓迎です。その場合は事前に登録フォームのコメント欄でお知らせください。
【上映フィルム(予定)】
・1960(昭和35)年
  関東村(今の東京外国語大学周辺)の都営住宅
  大國魂神社お宮参り
・1977(昭和52)年頃
  ショートフィルム『イカの生活』
  当時、廃線になったばかりの下河原線(中央線支線)
  の線路で撮影された自主映画
・1969(昭和44)年頃
  府中・紅葉が丘のあんず通り
  浅草観音の初詣
・そのほか
  昭和30年代の府中周辺のお宝映像
  写真家による実験映像
  昭和の海外旅行(アメリカ)
                ほか
*8mmフィルムをデジタル化したビデオ映像をストリーミング上映します。(録画・スクショ禁止です)
*上映するフィルムは予告なく変更する場合があります。ご了承ください。

【企画のお問い合わせ】
担当:馬渕
fuchujoei(a)gmail.com
080-3424-0025

*ホームムービーの日in東京府中は、地元のアートネットワークであるNPO法人アーティスト・コレクティヴ・フチュウ(ACF)が主催しています。

>> ホームムービーの日 in 東京府中 オンライン上映会

>> Home Movie Day (Official)
>> ホームムービーの日
>> ホームムービーの日 最新ニュース

コレクティフ・アジア開始のお知らせ

コレクティフ・アジア Kolektif ASIA(無料オンライン配信事業)を開始いたします。
2021年4月から9月まで、インドネシア、日本、タイ 3カ国のキュレーターが計6プログラム=上映+トーク&レクチャーをお届けします。
ぜひご注目ください!

>> コレクティフ・アジア(FPSサイト内)
>> Kolektif ASIA

「映画館にピアノを!」を更新

兵庫の「豊岡劇場」と大分の「別府ブルーバード劇場」を追加しました。

「映画館にピアノを!」では、国内外のピアノ常設の映画館を探しています。出逢ったら柳下美恵さん mieyanashita(a)gmail.com までご連絡ください。

>> 映画館にピアノを!
>> ちらし(PDF簡易版/イラスト・相曽晴香)
>> 豊岡劇場
>> 別府ブルーバード劇場

Puboo(パブー)復活にともなうお知らせ

戦前小型映画資料集 [¥1,000-]
https://puboo.jp/book/33337

映画保存協会小型映画部 フィルム調査報告書ー02 片岡一郎氏所蔵9.5ミリフィルムコレクション [¥300-]
https://puboo.jp/book/27766

2019年に閉店したPuboo(パブー)のサービス復活にともない、以上2件につきましては上記リンク先にて継続して販売しております。
なお、簡易製本版は小会の資料室のほか国立映画アーカイブ図書室等に所蔵されています。

「家庭でもできるフィルム保存の手引き」につきましても、再び無料ダウンロードしていただけるようになりました。

家庭でもできるフィルム保存の手引き [無料]
https://puboo.jp/book/14017

何れも10年以上前の古いテキストですが、引き続きご利用いただけましたら幸いです。